今日のみ言葉【No.4044】(2026年11月 6日)「ヴィア・ドロロサ(悲しみの道)(2)」
大ぜいの民衆と、悲しみ嘆いてやまない女たちの群れとが、イエスに従って行った。イエスは女たちの方に振りむいて言われた、「エルサレムの娘たちよ、わたしのために泣くな。むしろ、あなたがた自身のため、また自分の子供たちのために泣くがよい。
(ルカ23:27-28)
——————
豪華客船タイタニック号が氷山に衝突し、沈没していく絶望的な状況の中、乗客たちのパニックを抑えるため、ウォレス・ハートリー率いる8名の楽団員たちが演奏を続けた話は有名です。
最後の曲は、「主よ、みもとに近づかん(Nearer, My God, to Thee)」(讃美歌320番)であったと伝えられています。
ハートリーは、自分の命が尽きようとする極限状態で、人々を安心させるために演奏を続け、多くの人の心の支えとなりました。
ヴィア・ドロロサ(悲しみの道)を歩むイエス様は、女たちに言葉をかけられましたが、それはどのような意図だったのでしょうか。
-*-*-*-*-*-*-
「大ぜいの民衆」の中には、祭司長や長老たちに煽動された人々や、群集心理に流されて「十字架につけろ」と叫んだ人たち、また単なる野次馬などもいたと考えられます。
しかし、「悲しみ嘆いてやまない女たち」は違います。
彼女らは、無実の罪を着せられて処刑されるイエス様の姿に心を痛め、悲しみをあらわにして従ってきた人々でした。
その女たちに対して、イエス様はこう言われました。
「エルサレムの娘たちよ、わたしのために泣くな。むしろ、あなたがた自身のため、また自分の子供たちのために泣くがよい」
(ルカ23:28)
過酷な状況の中にありながら、イエス様は彼女らを思いやって、言葉をかけられたのです。
それは、神の訪れの時を知らず、救い主を拒んでいるエルサレムの行く末が、どんなに厳しいものになるかを、イエス様はご存じだったからです。
-*-*-*-*-*-*-
「わたしのために泣くな」とは、女たちの悲しみを拒絶しているのではありません。
女たちは、目の前で起きている悲劇だけを見ていたのに対して、イエス様はその先に迫っている、さらに大きな悲劇を見ておられました。
イエス様は、エルサレムの人々が神の訪れを認めず、神が遣わされた救い主を拒んでいること、そして、その結果として町に大きな災いが襲うことを見通しておられたのです。
「いつかは、敵が周囲に塁を築き、おまえを取りかこんで、四方から押し迫り、おまえとその内にいる子らとを地に打ち倒し、城内の一つの石も他の石の上に残して置かない日が来るであろう。それは、おまえが神のおとずれの時を知らないでいたからである」
(ルカ19:43-44)
実際に、十字架から約40年後の紀元70年、ローマ軍によってエルサレムは陥落し、神殿は破壊され、多くの人々が命を落とし、各地に散らされていきました。
「自分の子供たちのために泣くがよい」
(ルカ23:28)
と言われた主の言葉が、重く響いてきます。
この女たちの子供たちこそ、やがて訪れるその日を生きることになるからです。
イエス様の言葉には、来たるべき未来に厳しい審判があるという事実と、それに備えて悔い改めるようにという、人々への警告が込められていたのです。
-*-*-*-*-*-*-
イエス・キリストは、極限の苦しみの中にあっても、なお周囲の人々の将来を案じ、悔い改めと真の救いを願う御方です。
より深い霊的・現実的な真理へと目を向けさせてくださる御方と共に、今日を生きる方向を導いていただきましょう。
-*-*-*-*-*-*-
-*-*-*-*-*-*-
□ ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ □
■メールマガジン「今日のみ言葉」
■発行責任者:山形ジョイフルチャーチ 丸山芳浩
■過去の御言葉メールのすべては、以下のリンクからお読みいただけます。
mikotoba.org
■ご意見ご感想は、 maruyama@mikotoba.org までどうぞ
■YouTube 丸山芳浩師 メッセージチャンネル
www.youtube.com/@joymaru
■御言葉メールのお申し込みをご希望の方は、メールの題名に「登録希望」と明記の上、
maruyama@mikotoba.org
まで送信してください。
■御言葉メールの配信停止をご希望の方は、メールの題名に「配信停止」と明記の上、
maruyama@mikotoba.org
まで送信してください。
なお、登録・停止の反映には数日間かかることがあります。





ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません