今日のみ言葉【No.3939】(2026年 6月23日)「過越の食事(3)」
あなたがたに言って置くが、神の国で過越が成就する時までは、わたしは二度と、この過越の食事をすることはない」。
(ルカ22:16)
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「何々が成就するまでは、何々をしない」という誓いを立てて頑張ろうとしたことはありませんか。
日本では、これは「断ち物(たちもの)」や「願掛け(がんかけ)」と呼ばれ、自分の欲求を我慢する代わりに、神仏に願いを叶えてもらおうとする風習として今もあります。
「酒断ち」「米断ち」「塩断ち」などは、その一例です。
ルカ22章16節も、当時のイスラエルにあった「禁欲の誓い」という形式をとった言葉です。
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「神の国で過越が成就する時までは」
(ルカ22:16)
この「神の国」とは、私たちが漠然と思い浮かべる死後の「天国」とは違います。
旧約聖書で預言されている、メシアが王となって全世界を統治するメシア的王国のことです。
新約聖書では、これは黙示録の大患難時代の最後にキリストが地上へ再臨され、それに続く「千年王国」のことであると啓示されています。
それが成就する前の、最後の過越の食事だということです。
つまり、イエス様が過越の食事を取られるのは、この地上では千年王国が実現する時であり、再臨の時までは無いということなのです。
ですから、イエス様はもう二度と過越の食事をしないというわけではありません。
ご自身が地上を去られるため、再臨の時までこれが最後の食事になるという意味なのです。
このことは18節でも繰り返されており、そこでは「ぶどうの実から造ったもの」という表現で同じことを語っておられます。
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イエス様は弟子たちに、ご自身の強い決意を語られたのです。
地上で弟子たちと共に食事をするのはこれが最後であり、この後すぐ、ゲツセマネの園で逮捕され、十字架で処刑される。
そのことを完全に覚悟しておられる事実を示しています。
また、これは単なる別れを告げる言葉ではありません。
「神の国が成就した時には、再び喜ばしい食事を共にしよう」
という、未来の約束でもあるのです。
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イエス様と同様に、私たちも強い決意を持って現実に直面しなければならない時があります。
しかし、そのような時も、厳しい現実の向こう側にある光を見据えて、共に生きてまいりましょう。
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