今日のみ言葉【No.3921】(2026年 6月 2日)「ユダの裏切り(4)」

彼らは喜んで、ユダに金を与える取決めをした。ユダはそれを承諾した。そして、群衆のいないときにイエスを引き渡そうと、機会をねらっていた。
(ルカ22:5-6)
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反体制派のジャーナリストや民主派のリーダーが、早朝や深夜に身柄を拘束されるのは、時の権力者が使う常套手段です。
もし、白昼の街頭で知名度のある人物を逮捕すれば、それを目撃した支持者や民衆の猛反発が起きて、政権や体制が揺らぎかねません。
そこで、権力者は、「誰も気づかない時に、密かに捕らえる」ことに細心の注意を払うのです。
ユダが宗教指導者たちに持ちかけた裏切りの計略は、まさにこの「隠密逮捕」のパターンに、これ以上ないほど合致するものでした。
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ルカは、裏切り者ユダは
「祭司長たちや宮守がしらたちのところ」
(ルカ22:4)
に行ったと記しています。
祭司長とは、当時の宗教的な最高権力者です。
彼らは現在の体制を保持する側でしたから、イエス様が宮きよめを行い、自分たちの不正を公然と批判されたことに、強い危機感を抱いていました。
また、宮守がしらとは神殿の治安維持を担う警察組織のトップです。
彼らが最も恐れていたのは、過越の祭のために全国から集まった民衆の暴動です。
そこにユダがやって来て、
「群衆のいないときにイエスを引き渡そう」
(ルカ22:6)
という話が持ちかけられたのですから、彼らにとっては願ってもないチャンスでした。
「彼らは喜んで、ユダに金を与える取決めをした」
(ルカ22:5)
となるのも当然です。
「ユダはそれを承諾した」
(ルカ22:6)
とあります。
暴動を避けたい権力者側の「都合」と、ユダの「裏切り」が完全に一致したのです。
こうして、闇の契約が取り交わされました。
さて、これだけを見ると、人間の悪巧みが完璧に成立し、イエス様が窮地に追い込まれていくように思えるかもしれません。
しかし聖書は、悪が邁進する一方で、イエス様が過越の小羊として、つまり、全人類の罪の身代わりとして十字架に向かうタイムラインが、着実に刻まれていることを示しているのです。
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悪は私たちの目の届かないところで働こうとしますが、それにまさって、私たちの見えないところで壮大な救いの計画を進めておられる神の働きがあります。
その神への信頼の一歩を、今日も進めて参りましょう。
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