今日のみ言葉【No.873】(2014年 7月21日)
なぜわたしは敵のしえたげによって悲しみ歩くのですか。
(詩篇43:2)
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東日本大震災の時、何時間もかけてようやく家にたどり着いた方も多かったでしょう。
Aさんもその一人で、たまたま元アメリカ兵の同僚と帰る方向が一緒でした。
Aさんは道々、
「明日は電車が動くかな」
「今頃震源地はどうなっているんだろう」
と口にすると、そのアメリカ人が一喝しました。
「先のことは考えるな!」
「今にフォーカスしろ!」
これが米軍直伝のサバイバルテクニックだったからです。
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「なぜこんなことになってしまったのか?」
と原因を探ることも時に必要ですが、それは過去に焦点を当てることで、緊急時にはむしろ不必要です。
「この先どうなるのだろう?」
と明日のことを不安がっても、エネルギーを消耗するだけで緊急時にはメリットはありません。
どうにもならないことに目を向けず、
「今できることは何か?」
と今どうするかだけ考えることが生き残るための奥義なのです。
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「なぜわたしは敵のしえたげによって悲しみ歩くのですか。」
(詩篇43:2)
と悲しみに沈む時もあるでしょう。
詩篇にはこのような嘆きがたくさん残されていますから、人間の自然な感情として嘆き叫んでよいのです。
しかしどこかで、
「あなたがたのうち、だれが思いわずらったからとて、自分の寿命をわずかでも延ばすことができようか。」
(マタイ6:27)
という御言葉に耳を傾けなければなりません。
そして聖書はこう語ります。
「だから、あすのことを思いわずらうな。あすのことは、あす自身が思いわずらうであろう。一日の苦労は、その日一日だけで十分である。」
(マタイ6:34)
昨日と明日をシャットアウトして、今日一日だけに生きる。
ここに緊急時を生き抜いていく秘訣があります。
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神は今日一日分だけの重荷を背負いなさいと語っています。
昨日と明日の苦労はすみやかに手放し、今日の分だけの苦労をさせていただきましょう。
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