今日のみ言葉【No.3670】(2025年 6月30日)「生活の処方箋(241)『ささやかな愛の行為』」

すると、王は答えて言うであろう、『あなたがたによく言っておく。わたしの兄弟であるこれらの最も小さい者のひとりにしたのは、すなわち、わたしにしたのである』。
(マタイ25:40)

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「偉大な人生を送った人の最も輝かしい部分は、人の記憶にも残らない、ささやかな愛の行為である」
“That best portion of a good man’s life, his little, nameless, unremembered acts of kindness and of love.”

とワーズワースは言いました。

アインシュタインの奥さんが1936年に亡くなり、その後、彼の妹が身の回りの世話をするために同居しました。

ところが、1950年、彼女は発作で倒れ、昏睡状態に陥ります。

以来、アインシュタインは、その多忙な生活にもかかわらず、毎日午後の2時間、彼女に本を読み聞かせました。

妹の表情からは言葉が聞こえている様子はうかがえませんでした、直感で、妹の脳の一部は生きていると信じていました。

相手を親身に思いやる行動で、どれほどの愛が伝わるかを彼は知っていたからです。

偉大な人生とは、その状況状況に応じて、ぬくもりのある生き方を生きることであり、時に、残した業績以上に人の心にしみ入るものです。

(※田中信生の『生活の処方箋』より)

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史実によれば、アインシュタインの妹のマーヤは、晩年、脳卒中を患い、1951年にアインシュタインの家で亡くなります。

この兄妹は、生涯にわたって良好な関係を築いていたと考えられています。

この静かな祝福ほど尊いものはありません。

相対性理論よりも、宇宙の誕生の秘密を探るよりも、病の妹と共に時間を過ごすこと。

「わたしの兄弟であるこれらの最も小さい者のひとり」
(マタイ25:40)

に対して、あなたが自分の時間も労力も捧げる時、神はあなたと共におられ、そのささやかな愛の行為は、キリストに対してしたものだとして下さり、永遠の祝福が与えられるのです。

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最も小さい者のひとりに、愛を捧げる日々を今日も続けて参りましょう。

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