今日のみ言葉【No.3751】(2025年10月15日)「初子の聖別(2)」

また、すべて、ろばの、初めて胎を開いたものは、小羊をもって、あがなわなければならない。もし、あがなわないならば、その首を折らなければならない。あなたの子らのうち、すべて、男のういごは、あがなわなければならない。
(出エジプト記13:13)

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人はなぜキリストの十字架によって罪を贖わなければならないのか?

その一つの答えが今日の旧約の聖句に現れています。

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家畜の初子はすべて主に捧げなければなりません。

ところが、律法では、きよい動物ときよくない動物との二つに分けられています。

きよい家畜 (牛、羊、山羊など)は、そのままいけにえとして神に献げることができます。

その初子は燔祭(全焼のいけにえ)として骨まで焼き尽くされます。

一方、きよくない家畜は聖なる神に捧げることはできません。

その代表として、出エジプト記第13章では「ろば」が挙げられています。

ろばの初子は、小羊の身代わりがあるときに限り、殺されずに生かされます。

つまり、死ぬはずのろばの初子は、「きよくない」ゆえに、小羊の犠牲によって命を得るのです。

ただし、小羊の贖いがない場合、ろばは殺されなければなりません。

その場合、

「その首を折らなければならない」
(出エジプト記13:13)

という方法が示されているのは、血を流さずに命を絶つためでした。

旧約時代、血の中に命があると考えられていました。

きよくない動物の命は、神に捧げる価値がないことを表すため、首を折って絶命させたのです。

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この「ろば」と人間には深い共通点があります。

人間は神の前に罪ある存在であるため、ろばと同じ「きよくない」方に分類されると考えてみてください。

ろばが

「罪のない小羊の犠牲によって生かされる」

ように、人間もまた、

「罪のない神の小羊イエス・キリストの十字架の犠牲によって生かされる」

のです。

この出エジプト記の出来事の中に、すでに神は贖いの計画を象徴的に示しておられました。

キリストの十字架による救いは、出エジプト記の昔から備えられていた神のご計画であり、すでに表されていたのです。

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神の御旨の深さと、贖いの恵みの大きさを思いつつ歩む一日としてまいりましょう。

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