今日のみ言葉【No.3724】(2025年 9月10日)「第九の災害(3)」

モーセは言った、「よくぞ仰せられました。わたしは、二度と、あなたの顔を見ないでしょう」。
(出エジプト記10:29)

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政治の世界、文学界、あるいは芸能人同士の関係など、さまざまな場で「喧嘩別れ」をし、二度と会うことがなくなった例は数多くあります。

モーセとパロも、この段階で決定的な訣別を迎えました。

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最後まで損をすることを嫌い、羊と牛を残せと命じたパロは、モーセの

「わたしたちは家畜も連れて行きます。ひずめ一つも残しません」
(出エジプト記10:26)

という言葉に激怒します。

パロはモーセに向かってこう言いました。

「わたしの所から去りなさい。心して、わたしの顔は二度と見てはならない。わたしの顔を見る日には、あなたの命はないであろう」
(出エジプト記10:28)

聖書は公に朗読されることを想定して訳されていますから、文面は丁寧ですが、実際にはかなり荒々しい響きであったはずです。

たとえば、

「ここから出て行け!二度と来るな!今度会った時には貴様の命はないぞ!」

というような調子です。

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これに対して、モーセは、

「よくぞ仰せられました。わたしは、二度と、あなたの顔を見ないでしょう」
(出エジプト記10:29)

と、パロの機嫌を伺うことなく、毅然とした態度を取り、きっぱりと別れを告げました。

これ以上の会見は無用、と見極めたのです。

信仰生活では、愛と忍耐を持って人に接することが基本ですが、神の時が来たと促される時は、このように関係を断つ決断も必要です。

これはモーセの個人的怒りの感情で彼が暴走したのではありません。

パロの怒りは神への重大な反抗であり、もはや神の裁きにお任せする他ないという段階まで来たと彼が判断したのです。

実際、この時のパロの言葉が、次の10番目の災いを下すきっかけとなります。

モーセはそれを予告し、パロの前を去ります。

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神の時は決断の時です。

信じて前進する時としてまいりましょう。

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