今日のみ言葉【No.789】(2014年 3月18日)

ある日、神の子たちが来て、主の前に立った。サタンも来てその中にいた。
(ヨブ記1:6)

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北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの両親の滋さんと早紀江さんご夫妻が、モンゴルでお孫さん、ひ孫さんと面会できたことが報道されました。

めぐみさんのお母さんの早紀江さんはクリスチャンです。

きっと辛抱強い祈りの末にこの日を迎えられたのでしょう。

しかし、なぜ普通の人がこのような理不尽な目に遭わなければならなかったのでしょう。

思いもよらない人生の苦しみに出会う時、ヨブ記がその助けになります。

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ヨブ記は、人生にはなぜ苦しみがあるのか、をテーマとしています。

しかもヨブは、

「そのひととなりは全く、かつ正しく、神を恐れ、悪に遠ざかった。」
(ヨブ記1:1)

と冒頭に記されているほどの義人でした。

人生を真面目に、不正を働かず、正しく生きているのに、なぜ苦難があるのか。

全42章を費やしてヨブ記はそのことを論じています。

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しかし、その答は実は最初の2章で既に出されているのです。

神とサタンとの間でヨブに災いを下すという取り決めがあった。

それだけです。

天においてその理由ははっきりとしているのです。

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そのことは今日の聖句の

「ある日」

という一語で表されています。

原語のヘブル語では定冠詞がついていますから、本来は

「その日」

なのです。

私たちにとって苦難は「ある日」突然、何の前触れもなく起こります。

しかし天において、私たちの苦難は神のカレンダーに記された「その日」に予定通り起こるのです。

神がご存じない所で起こる苦難はありえません。

必ず何がしかの理由と意味があってこの苦難は存在しているのです。

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ヨブは結局、なぜ自分が苦しみに遭ったのか、その理由は最後まで知らされませんでした。

それは、

「間違ったことはしていないはずなのに、なぜこんなことが起きるのか?」

という問いに対して、必ずしも答が与えられるとは限らないということを表します。

しかし、この苦難には神が与えた何らかの意味があることだけは確かなのです。

自分にとっての「ある日」は、神にとって「その日」であることを心にとめてまいりましょう。

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