今日のみ言葉【No.783】(2014年 3月11日)
三日目にエステルは王妃の服を着、王宮の内庭に入り、王の広間にむかって立った。
(エステル記5:1)
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2月の大雪でカーポートが壊れてしまいました。
ご近所の方々は、
「災難だったね〜」
と慰めて下さいましたが、私の心の中は違いました。
グシャグシャの瓦礫を前にして、実は喜びで満たされていたのです。
「新しいカーポートが建つ。今までのよりももっと良いものが。しかも消費税増税前に!」
そしてそれは昨日完成しました。
勝利の確信を持って生きる人生は、同じ出来事を通されても感じる気持ちが違います。
王妃エステルもこの生き方をしたことが記されています。
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ついにエステルは王の庭に無断で出ていきます。
望みはただひとつ、金の笏が王から向けられるかどうかです。
無ければ死、あれば命。
王は
「王妃エステルが庭に立っているのを見て彼女に恵みを示し」
ました。そして、
「その手にある金の笏をエステルの方に伸ばしたので、エステルは進みよってその笏の頭にさわった。」
(エステル記5:2)
エステルの命は助かりました。
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しかしこれで終わりではありません。
彼女には同民族のユダヤ人を救うという使命が与えられてありました。
王と会うことができ、
「あなたの願いは何か。国の半ばでもあなたに与えよう」
とまで王が言うのですから、ここぞとばかりにハマンの悪行を明らかにし、ユダヤ人の救いを求めるべきなのではないでしょうか?
ところが、エステルの態度は全く違っていました。
まず酒宴に招き、そこでもあえて望みを言わず、
「ハマンとご一緒に、あすまた、わたしが設けようとする酒宴に、お臨みください。」
(エステル記5:8)
とだけ告げて終わるのです。
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これは何を意味するのでしょうか?
1節にヒントが隠されています。
「三日目にエステルは王妃の服を着、」
という言葉です。
実は彼女はこの時、3日間の断食をしていました。
「三日のあいだ夜も昼も食い飲みしてはなりません。わたしとわたしの侍女たちも同様に断食しましょう。」
(エステル記4:16)
命に関わることを王に願い出ようとするのですから、断食の祈りをするのも当然です。
しかし、3日間の断食を経験した人ならわかりますが、よほど意識していないと、顔にも姿勢にもその影響は出るものです。
無意識に
「断食祈祷しています。これって大変なんです〜。」
という雰囲気を醸しだすので、聖書では
「あなたがたは断食をする時には、自分の頭に油を塗り、顔を洗いなさい。」
(マタイ6:17)
と、人に知られないようにせよ、それでは人から報いを得ることになり、神からの報いは得られないから、と書かれてあるくらいです。
ですからエステルは、凛とした王妃の姿で王の前に罷りでたのです。
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それは勝利の確信があったから出来たことでもあります。
現在のマイナスをプラスに変えようとするのではなく、現在の状態ですでに勝利を確信しているプラスの状態。
このプラスを更なるプラスに進めようとする意識が彼女の衣装にも現れたと言うべきでしょう。
「○○して下さい」という請求書的祈りではなく、「○○して下さったことを信じて感謝します」という領収書的祈りが勝利の確信を持った祈りです。
神の勝利が既に成ったと信じるエステルは、すぐに王に願いを訴えずに、神の時を待ったのです。
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勝利の確信を得ていく祈りをしてまいりましょう。
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