今日のみ言葉【No.784】(2014年 3月12日)

その夜、王は眠ることができなかった
(エステル記6:1)

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夜眠れない時がありますか?

夜中の2時頃目が覚めて、そのまま朝までずっと起きている日々が2週間以上続いたら、それはもう「睡眠障害」と言ってもいいでしょう。

うつ病の症状かもしれませんので、お心当たりの方は早めにお医者さんに診てもらったほうがいいでしょう。

そうでなければ、夜目を覚ますことは普通の人でもよくあることです。

エステル記第6章の冒頭では、普段よく眠れる王から眠りが逃げてしまったことが書かれています。

不眠は不快なことですが、このことを通して神が一気に事を動かしていく様子が描かれています。

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アルタシャスタ王は眠れぬその夜、過去の記録の書に目を通しました。

そこでモルデカイに褒美を与えていなかったことに気づきます。

ところで、敵のハマンは夜にもかかわらず王の庭に入っていました。

彼は妻ゼレシの

「高さ五十キュビトの木を立てさせ、あすの朝、モルデカイをその上に掛けるように王に申し上げなさい」
(エステル記5:14)

の言葉を実行し、朝まで待てずに、その晩、息せき切って王の許可を得ようとして来ていたのです。

あわれモルデカイの命は明日まで…、というこの直後、神の大どんでん返しが起こります。

それはご自身の目で聖書を読んでお確かめ下さい。

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大事な事は、眠れぬ夜も神様の御支配の中にあり、神の大きな御計画の内に収められているということです。

眠れないから損をした…、とは語れない一面が確かにあるのです。

神がその時あなたに何か語ろうとしておられるのかもしれません。

あれこれ思い煩いを巡らせる時間としてではなく、神が与えようとしておられる祝福に思いを至らせましょう。

不眠の悩みを抱えている人への共感と思いやりにつなげようとして、神があなたに今眠れぬ苦しみを味わわせているのかもしれません。

この先の祝福を思い描き、先取りの感謝をしましょう。

神様が考えておられることは、大きすぎて人間にはわかりません。

しかし、父が子に訓練を施すのは愛ゆえであることを思い、父なる神の愛にすがり、今の苦しみを通らせていただきましょう。

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神は人間から見ればマイナスに見えることをも用いてご自身の計画を遂行されます。

自分の損得や労苦の大小を越えて、神の愛に目をとめるひとときを持ってまいりましょう。

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