今日のみ言葉【No.3638】(2025年 5月23日)「初臨と神の国(2)」
イエスは答えて言われた、「神の国は、見られるかたちで来るものではない。また『見よ、ここにある』『あそこにある』などとも言えない。
(ルカ17:20-21)
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一般に、国家としての存在が認められるためには、次の4つの条件を満たしている必要があると言われています。
(1)永続的住民…その地域に継続して住む人たち。
(2)確定した領域…明確な地理的範囲を持つ領土。
(3)政府…法の執行や秩序の維持能力を持つ機関。
(4)他国との関係を取り結ぶ能力…国際社会の一員として行動できる独立した能力。
キリストを王とする神の国においては、(1)は神を信じる者たち、(3)と(4)はキリストご自身に該当します。
しかし、(2)の「領域」は目に見える形では現れていません。
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パリサイ人たちの、
「神の国はいつ来るのか」
(ルカ17:20)
という質問に対して、イエス様は、
「神の国は、見られるかたちで来るものではない」
(ルカ17:20)
と回答されました。
つまり、イエス様の初臨によってもたらされた神の国は、領土や地理的なかたちで現れるものではない、ということです。
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次にイエス様は、
「神の国は、実にあなたがたのただ中にあるのだ」
(ルカ17:21)
と言われました。
ここは、
「それは、神を信じる者、つまりクリスチャンである我々が、その心の中で神の支配を受け入れるということだ」
と解釈されがちですが、この箇所の場合はそうではありません。
では、どういう意味なのか?
そのヒントは、「この言葉が誰に向けて語られたか」にあります。
つまり、これはパリサイ人に向けて語られた言葉だったのです。
以下、次回に続きます。
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改めて、神の国について思いを巡らしてまいりましょう。
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