今日のみ言葉【No.1846】(2018年 9月28日)「 自然の奇跡(1)」

イエスは起きあがって風をしかり、海にむかって、「静まれ、黙れ」と言われると、風はやんで、大なぎになった。
(マルコ4:39)

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勧誘の電話を1分以内で気持よく切ることが出来る奇跡的方法を発見しました。

教会の電話は固定電話なので、インターネットや電話代が安くなるとか、電力料金、健康食品等のセールスの電話がかかってきます。

長々と説明を聞いた挙句、お断りするのは気が引けます。

そこで、そういうたぐいの電話だとわかった瞬間、

「ご用件をお伺いいたします」

「はい、ご用件は何でしょうか」

とこちらから進んで聞くことにしています。

電話先の相手からは、ほぼ100%「えっ?」「あ!」と戸惑う声が聞こえてきます。

話を聞くのを渋るお客への対応は学んでいても、自分から話を聞こうとするお客様への研修は受けていないのかもしれません。

そうすると、説明を省いてすぐに結論を言ってくれます。

「○○がお安くなる話です」

それが本当に必要なことならば、後で自分で調べればよいのです。

ですから

「はい、それは今必要ございません。お電話ありがとうございましたー!」

と言って、嫌な思いをせずに電話を「ピッ!」と切ることができます。

もちろんこれは奇跡でも何でもなく、電話オペレーターが対応の仕方を学べば、やがて通じなくなるでしょう。

さて、イエス様が成された奇跡はこんなちゃちなものではありません。

大自然を言葉ひとつで支配する壮大なスケールの奇跡です。

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ガリラヤ湖に突風が吹くのはよく知られています。

ペテロやアンデレはガリラヤ湖周辺の漁師でしたから、舟が嵐に見舞われても

「いつものことだ」

と悠然と対処できたはずが、彼らが慌てふためくほど激しい突風に襲われたのでしょう。

命の危険を感じた弟子たちは

「先生、わたしどもがおぼれ死んでも、おかまいにならないのですか」
(マルコ4:38)

と訴えました。

すると

「イエスは起きあがって風をしかり、海にむかって、『静まれ、黙れ』と言われると、風はやんで、大なぎになった」
(マルコ4:39)

とあります。

言葉を出すとその通りになる。

それは天地創造の時と同じです。

「神は『光あれ』と言われた。すると光があった」
(創世記1:3)

弟子たちは、イエス様が成された奇跡に神の力を見、イエス様こそ聖書が預言した救い主であり、神であることを知り、体験したのです。

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弟子たちは自分たちの能力で嵐に対応しようとしたり、自分の心を平安に保ち、冷静に対処しようとしましたが、大自然のパワーはそんな人間の力を遥かに上回ります。

問題に対処するのに、人は自分の心を鼓舞し、内側から解決を求めようとします。

確かにそれはある面において大いに有効です。

しかし、人間が出会う問題は、自分の心だけでは解決されないものが数多くあります。

自分という存在以外の、外側からの力・存在というものがあるのだ、というのが聖書のメッセージです。

イエス・キリストを信じるとは、このような力ある方を信じるということです。

この信仰を持っていると、生活に対して勇気が湧いてきます。

すなわち、私たちは神の力によって生かされ、祈りを通して神に求める時、神は御心にかなった形で助けを与え、問題と見えたことが祝福に変えられているという現実を見させて下さるのです。

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イエス・キリストは神の力の現れだという信仰を持って、今日与えられている課題に対処して参りましょう。

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※御言葉メールのスケジュールは、
 ・月曜と木曜…初級(入門講座)
 ・火曜と金曜…中級(マルコ福音書講解)
 ・水曜と土曜…上級(信仰生活の訓練)
となっております。