今日のみ言葉【No.2686】(2021年11月24日)「道を守る」
主を待ち望め、その道を守れ。そうすれば、主はあなたを上げて、国を継がせられる。
（詩篇37:34）
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オーストラリアでキャンプに参加した時、夜、外から奇妙なおぞましい声が聞こえてきました。
現地の人から、あれは野生のコアラの声だから、間違っても探しに行ってはいけませんと言われました。
「危ないからです。観光地で抱っこできるコアラは特別に穏やかな性質で、大多数は荒っぽいのです。あの強い爪で引っかかれたら大怪我をします」
とのこと。
野生のコアラに会いたい人は、東京の都心にその姿を求めても見つかりません。
オーストラリアのキャンプ地に行って、運が良ければ出会うことができます。
神様と出会うためには、神のいる場所に自分もいなければなりません。
そうすれば、運の良し悪しなど関係なく、神様は常にあなたと会って下さいます。
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旧約聖書の詩篇では
「主を待ち望め、その道を守れ。そうすれば、主はあなたを上げて、国を継がせられる」
（詩篇37:34）
と言われています。
神と出会うためには、神を待ち望む礼拝と、「道を守れ」と言われているように、私たちの行為が神の意志に従うものでなければなりません。
そんなことを言われると、
「とても無理だ」
と言う人がおられるでしょう。
これは旧約の限界であり、新約で神の御子キリストがご自分の命を捧げて初めて「道を守る」ルートが開かれたのです。
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私たちと神を隔てる罪は、キリストの犠牲によって全て支払われたと信じる時、その罪が贖われ、神の証書から消されます。
「神は、わたしたちを責めて不利におとしいれる証書を、その規定もろともぬり消し、これを取り除いて、十字架につけてしまわれた」
（コロサイ2:14）
そこからは罪の奴隷から解放された人生が始まりますが、新たに神を主人とする人生が始まります。
「今度は神の奴隷か…。結局誰かの命令通りにしか生きられない不自由な人生ではないか」
などと嘆く必要はありません。
「自由を得させるために、キリストはわたしたちを解放して下さったのである。だから、堅く立って、二度と奴隷のくびきにつながれてはならない」
（ガラテヤ5:1）
と約束されているのですから、神は私たちに自由を与えておられます。
人間は神にも縛りつけられないのです。
ただし、今度は、その自由意志を用いて、人間が自発的に神に従うことが「望まれて」います。
「兄弟たちよ。あなたがたが召されたのは、実に、自由を得るためである。ただ、その自由を、肉の働く機会としないで、愛をもって互に仕えなさい」
（ガラテヤ5:13）
神はキリストにあるクリスチャンに十分満足していらっしゃるので、主人に対して奴隷が完璧に従うようなことはお求めになりません。
なるほど、私たちは神のすべての道を守る力は有していません。
しかし、自分に与えられている力で守れるものがあります。
神はそれを忠実に果たすことを求めておられ、それ以上のことは神にゆだねよと言われるのです。
「すべて重荷を負うて苦労している者は、わたしのもとにきなさい。あなたがたを休ませてあげよう」
（マタイ11:28）
ゆだねたからと言って、その瞬間にすべての問題が解決するわけではありません。
そうなる場合もあり、そうならずに理不尽な状況が改善されないままで過ごさねばならないこともあります。
そこは信仰によって主を待ち望むのです。
ここが「法則」ではない、生きた「信仰」の勘所なのです。
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聖書の約束を信じ、神にゆだね、自分の歩むべき道を守り通す今日として参りましょう。
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