今日のみ言葉【No.763】(2014年 2月15日)

そこでわたしは、かしこのアハワ川のほとりで断食を布告し、われわれの神の前で身をひくくし、
(エズラ記8:21)

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仙台出身の人気漫才コンビ、サンドウィッチマンの伊達さんと富澤さんは、気仙沼でのロケ中、東日本大震災に遭遇しました。

山の上に避難して30分後、自分たちがいたロケ地が津波に流されている情景を見て呆然とする他ありませんでした。

翌日、外に出ると、すでに東京から警察の車両が何台も来ているのを目にし、

「東京から助けが来た!」

と、とても安心したそうです。

ちなみに、震災翌日、真っ先に岩手県に到着したのは兵庫県警。福島県には新潟県警でした。

なぜでしょう?

そうです、兵庫県は阪神淡路大震災を、新潟県は中越地震を体験し、県外から多くの助けをもらったので、その恩返しをしたいという意識が他の都道府県よりも強いのがその理由です。

いざという時に警察の護衛があるという事は本当に安心感を与えます。

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エズラ一行は相当の金銀青銅を携えてエルサレムまでの約4ヶ月の旅に出発しました。

その価値は数億円、数十億円とも計算されます。

当然、盗賊に襲われることが予想されます。

ところがエズラは武装した護衛隊を付けることを良しとしませんでした。

なぜなら、彼は普段からアルタシャスタ王に

「われわれの神の手は、神を求めるすべての者の上にやさしく下り、その威力と怒りとはすべて神を捨てる者の上に下る」
(エズラ記8:22)

と言っていたからです。

彼はその信仰を守り通そうとし、

「道中の敵に対して、われわれを守るべき歩兵と騎兵とを、王に頼むことを恥じた」
(エズラ記8:22)

のです。

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この信仰は素晴らしいのですが、我力の信仰で、まだ自分自身が主導権を握っている段階の信仰です。

やがて痩せ我慢にも限界が来ます。

「本当に賊に襲われたらどうしよう?」

「不測の事態が起きたらどうするのか?」

「自分が倒れたらこの人たちはどうなるのか?」

我力の信仰の持ち主には、必ずこのような思いが次々と湧いてきます。

驚いてはいけません。それが神に導かれている人の順調な姿です。

不安と心配で押しつぶされそうになった挙句、搾り出すようにして出るのが「祈り」だからです。

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エズラは聖書に数人しか出ていない「学者」の称号が与えられている人物ですから、神の言葉に対する相当な知識がありました。

このようにすれば神はこうしてくださる、このように信じれば必ず祝福される、という知識は常人以上にあったはずです。

ならばその通りになると思って安心しているのが学者として当然なのでしょうが、やはりその責任の重さに彼はヘトヘトになったのでしょう。

エズラは断食をし、神の前に身を低くせざるを得ませんでした。

神はそのようにして私たちを祈りへと導かれます。

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不安と心配は神からの招待状です。

その招待状には

「祈りなさい」

と書かれてあるのです。

不安と心配の中で、安心して祈りましょう。

神に求める中で、私たちの想像を遥かに超えたみわざを神は見させて下さいます。

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