今日のみ言葉【No.762】(2014年 2月14日)

主はこのように、王の心に、エルサレムにある主の宮を飾る心を起させ、
(エズラ記7:27)

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「丸山先生の話はわかりやすくていいですね」

とおほめの言葉をいただくことがあります。

素直にありがたくお受けしています。

かつての私は、簡単な話を高尚な難しい話にしてわかりにくくさせ、難しい話はやはり難しくしか話せませんでした。

30年かかってようやく難しい話をわかりやすくお話しできるようになったかな、と感じます。

しかし、人間の努力で行き着けるのはここまでです。ここが限界。これ以上は進みません。

私がどんなにがんばっても、人にイエス様を信じさせることはできません。

人が神の前で悔い改め、神に従って行こうと決意させるのは、人間の業ではなく神の業だからです。

エズラ記第7章にはその辺の消息が語られています。

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イスラエルの民をバビロン補囚から解放したのはペルシャのクロス王です。

彼は全くの異邦人で、聖書の神を信じてはいませんでした。

神はそのクロス王の心を感動させ、イスラエルの民にエルサレムへ帰還すること、そして神殿を復興すること、更に周囲の民にもそのための協力を惜しむなと命令を下しました。

全く考えもつかないような話ですが、それが現実でした。

サマリヤ人は妨害を繰り返しましたが、ダリヨス王の時代に彼らがイスラエルを陥れようとして訴え出たことが契機となり、クロス王の勅令が再発見され、逆に彼らがイスラエルの民を手伝う羽目になってしまいました。

神の大どんでん返しの出来事です。

そして、最初の帰還から数十年たったアルタシャスタ王の時代、祭司エズラを初めとして帰還した民に、王は更に強力な保証と援助を与えたのです。

ペルシャは他民族の宗教に寛容だったと言われますが、それにしてもここまでイスラエルに有利な政策を採用してくれるとは考えられないほどのことです。

通常あり得ないことが起きている。

それが神のみ業であり、しかもそれは私たちの見えないところで既に始まっており、神と全く無関係に見える人の上に神の御手が働いているということなのです。

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Mさんは教会のゴスペルコンサートの宣伝をしてくれと頼まれました。

しかし、自分の住んでいる地域は最近引っ越してきたばかりで知り合いもそういません。

いきなりコンビニや音楽店に足を運んで

「このチラシを貼って下さい!チケット置いて下さい!」

と頼むのも、内気な彼女には恐くてできません。

どうしようかと祈っている内に、妹さんが音楽好きで、最近、地元のFMラジオ局でディスクジョッキーを始めたことが示されました。

「まさか一般のラジオ局で宗教関係の音楽なんか…」

とは思いましたが、決心して放送中に押しかけてみました。

曲をかけている合間の短い時間、妹さんと話をすることができました。

するとどうでしょう、

「ここら辺にもゴスペルに興味ある人、結構いるし、この人有名な人だから番組の中でCDかけてあげる」

ということになったのです。

「宗教音楽だから流してもらえない」

と勝手に思っていたMさんは深く悔い改め、妹さんを用いて何千人にもゴスペルを届けようと計画されていた神様を賛美されました。

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神様は私たちの目の届かないところで働いておられます。

神の働きをあらゆるところから受ける準備の一日として参りましょう。

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