今日のみ言葉【No.3452】(2024年 9月13日)「招いた主人への教え(1)」

2024年9月14日

また、イエスは自分を招いた人に言われた、「午餐または晩餐の席を設ける場合には、友人、兄弟、親族、金持の隣り人などは呼ばぬがよい。恐らく彼らもあなたを招きかえし、それであなたは返礼を受けることになるから。
(ルカ14:12)

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仏式の葬儀では香典帳なるものがあります。

「誰からいくらのお香典をもらったか」を記録したリストです。

これは、今後の葬儀や法事等で「いくら包んだらいいのか」の参考資料として重要になってきます。

多過ぎず、少な過ぎず、対等に。

人とのお付き合いに気を使っている人にとって、今日の聖書箇所は身近なものとして感じられることでしょう。

しかし、人間関係維持のための知恵という意味ではなく、イエス様は霊的意味を込めて語っておられます。

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イエス様は招かれた客に対する視線を、今度は招いた側の主人に移しています。

招いた主人とは例のパリサイ人のかしらです。

イエス様はまず、

「午餐または晩餐の席を設ける場合には、友人、兄弟、親族、金持の隣り人などは呼ばぬがよい」
(ルカ14:12)

と言われました。

ということは、パリサイ人のかしらは、こういう人たちを客として呼んでいたということです。

それでは席順での争いが起きることでしょう。

イエス様は、そのような人は呼ぶなと言われたのですが、なぜでしょう。

その理由は明らかです。

その人たちは必ず返礼をするからです。

「恐らく彼らもあなたを招きかえし、それであなたは返礼を受けることになるから」
(ルカ14:12)

しかし、返礼を受けることはそんなに悪いことなのでしょうか。

世の中は持ちつ持たれつであり、私たちはなるべく相手との人間関係を上下関係ではなく同等の関係に維持していこうとします。

なぜなら、もらってばかりでは、相手に対して借りを作っているようなものですから、気が引けてしまい、言うべき時にも言えずに譲歩してしまいかねません。

そのような人間の知恵をイエス様は否定されるのでしょうか。

イエス様は地上レベルのことを考えておられるのではありません。

天上レベルの理由でものを考え、お話ししておられるのです。

以下、次回に続きます。

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キリストの言葉には深い意味があると見て、霊的意味を尋ねながら聖書を読んで参りましょう。

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