今日のみ言葉【No.701】(2013年11月20日)

わが神よ、わたしは断じてこれをいたしません。
(歴代志上11:19)

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私がアメリカ留学中、教会の方が山形の漬け物を航空便で送って下さいました。

届いた時は、どの漬け物の袋もパンパンにふくらんでいて、破裂寸前。

高い料金を払ってまでも故郷の懐かしい味を届けたいとされたその方の愛を思うと、しばらくの間、封を切ることができず、じっと見ていたことを思い起こします。

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ダビデ王は故郷ベツレヘムの水を思い出し、戦の最中、ふと、

「だれかベツレヘムの門のかたわらにある井戸の水をわたしに飲ませてくれるとよいのだが」

とつぶやいてしまいました。

これを聞いた3人の勇士がペリシテの敵陣を突破し、水を汲んできた時にダビデが発した言葉が今日の聖句です。

「わが神よ、わたしは断じてこれをいたしません。命をかけて行ったこの人たちの血をどうしてわたしは飲むことができましょう。彼らは命をかけてこの水をとって来たのです」
(歴代志上11:19)

ダビデはこの水を飲もうとはしなかったのです。

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あまりにも大きな恵みの背後には、あまりにも大きな犠牲があります。

その支払われた犠牲を思う時、無制限にその恵みをむさぼることなど到底できなくなるのが人の心です。

「信じる者は救われる」という、一見安易なキャッチフレーズにしか見えない言葉の背後にある重さを量ることのできる人は幸いです。

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どれほどの犠牲が払われ、今日一日を平穏に過ごすことができているのだろうか…。

そこに思いをはせる一日として参りましょう。

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