今日のみ言葉【No.3438】(2024年 8月28日)「パロからの祝福(1)」
時に、「ヨセフの兄弟たちがきた」と言ううわさがパロの家に聞えたので、パロとその家来たちとは喜んだ。
(創世記45:16)
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今や台風や地震の状況を伝えるのはテレビだけではありません。
被災地にいる普通の人がスマホで動画を撮り、「こんなにひどい状況です」とX(旧ツイッター)等のSNSに投稿し、ネット上で拡散され、最後にテレビ局がそれを取り上げて放送するという時代です。
何十年か前は新聞やラジオがその役割を担っていました。
それ以前はどうだったのでしょう。
人々の口コミによる伝達です。
これは意外と早く伝わります。
ヨセフの家族到来の情報はそのようにしてパロまで到達しました。
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ヨセフはエジプトの総理大臣なので、国を動かす権力を持っています。
彼の言うとおりにエジプトの人民が動くのです。
しかし、ヨセフはその権限をエジプトの王パロから委ねられているだけです。
ヨセフが忠実にパロの思いを政策に反映させているので、エジプト全体にその力を振るうことが許されているのです。
会社で言えば、パロが社長でヨセフはその下の管理職です。
従って、ヨセフは勝手なことはできません。
部下が上司に業務の進捗状況を報告するように、ヨセフはヤコブ一族をエジプトに呼ぶ計画をパロに報告し、許可を得なければならないのです。
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ところが、そうする前に、情報がパロの耳に入りました。
「時に、『ヨセフの兄弟たちがきた』と言ううわさがパロの家に聞えた」
(創世記45:16)
ヨセフが頼まずとも、人から人へと次々にその情報が伝わり、ついにパロの家にまで聞こえたのです。
王の反応はどういうものとなるのでしょう。
もしかしたら、パロは現在の飢饉という非常時に外国人を移民させることに危惧を感じ、反対するかもしれません。
それによっては、ヨセフも対応を考えなければなりません。
しかし、そのように心配する必要はありませんでした。
「パロとその家来たちとは喜んだ」
(創世記45:16)
という結果がすぐわかったからです。
つまり、ヨセフの飢饉対策(豊作時の20%の増税)は実際にエジプト人の生活を守り、その効果は実感されていたので、民は権力者であるヨセフに反感を持つどころか、好意を持っていたということです。
ですから、ヨセフの故郷の家族たちが来たということは、エジプトの民にとっても喜ばしいニュースだったのです。
それで、あっという間に人々の口から口へ伝えられ、パロの家にまで届いたのだと考えられます。
パロは喜び、最大限の待遇をすることを約束しました。
それはどのようなものだったでしょう?
以下、次回に続きます。
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神に忠実な歩みを続けていると、神は思わぬ時に最高の祝福を与えて下さいます。
その将来を思い描き、今日も御言葉に沿った歩みを続けて参りましょう。
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