今日のみ言葉【No.3413】(2024年 7月23日)「救われる者は少ないのか(7)」

2024年9月14日

それから人々が、東から西から、また南から北からきて、神の国で宴会の席につくであろう。こうしてあとのもので先になるものがあり、また、先のものであとになるものもある」。
(ルカ13:29-30)

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オーストラリア人の宣教師から、

「天国はどんな所だと思う?」

と質問されました。

私は子供の頃に聞かされていた仏教の「極楽」というイメージで、

「蓮の花が咲いていて、とても静かな所」

と答えました。

するとその宣教師は、

「違う。天国はパーティーだ!」

と陽気に言うではありませんか。

確かに、神の国は宴会に例えられています。

そこに入る人はどのような人たちなのでしょうか。

救われる人たちとはどのような人か、という問いに答えているのが今日の聖書箇所です。

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前回のメールで、イエス様を救い主メシアとして受け入れず、拒否したユダヤ人には神の国の門が閉ざされることを学びました。

今回はその続きで、神の国に入る人たちのことが描かれています。

それは、

「それから人々が、東から西から、また南から北からきて、神の国で宴会の席につくであろう」
(ルカ13:29)

というものです。

「東から西から、また南から北から」とは全世界からということです。

これは、ユダヤ人以外の異邦人である我々の救いがあることを指しています。

最初にユダヤ人が選ばれましたが、彼らは神からの救い主を拒否しました。

ですから、異邦人に救いの恵みが回ってきたのです。

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次の30節にこうあります。

「こうしてあとのもので先になるものがあり、また、先のものであとになるものもある」
(ルカ13:30)

これには、

「教会に後から来た人たちの方が聖書がよくわかり、古くからいた人たちは置いてけぼりにされる」

などという勝手な解釈をしてはいけません。

まず、先に神を知ったのはユダヤ人です。

ですから、「先のもの」とはユダヤ人のことです。

すると、「あとのもの」とは異邦人であることがわかります。

このように分解して語の意味をたどっていくと、この聖句の後半の

「先のものであとになるものもある」

とは、救いから取り残されるユダヤ人たちがいるということです。

つまり、

「この時代のユダヤ人の中で、イエス様を救い主と信じた少数の人たちは救われるが、大多数のユダヤ人は信ぜず、救われない。そして、未来のユダヤ人たちの救いは後回しになる」

という意味でイエス様は語られたのです。

さて、前半の

「あとのもので先になるものがあり」

とは、律法も何も知らない異邦人がイエスはキリストであると信じたので、先に神の国に入るという意味になります。

このようにして、イエス様は、

「主よ、救われる人は少ないのですか」
(ルカ13:23)

という問いに対して、質問以上の答えを与えて下さったのです。

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ただ信じるだけで救われるという恵みを味わう今日として参りましょう。

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