今日のみ言葉【No.3412】(2024年 7月22日)「生活の処方箋(152)『成熟した人間関係』」
喜ぶ者と共に喜び、泣く者と共に泣きなさい。
(ローマ12:15)
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人間関係の初期では、自分の方から相手を見る能力を要求されます。
しかし、成熟した人は、いつでも相手から自分の位置を知ることができます。
人間関係において、相手に負担をかけることなく対応できる人が、気配りのできる人と言います。
人間関係が思わしくない人の共通項は、この気配り、すなわち、自分の方からものを見る度合いが強く、相手の状況からものを見ることができないからです。
穴に落ちた子供が、
「あの穴は高かった」
と言いました。
それを聞いて
「そうではなく、穴は深かったのでしょう」
と親が言い返しましたが、子供は
「ううん、穴は高かった」
と言い続けました。
落ちた子供にとっては、穴は高かったのです。
成人(おとな)の人間関係においては語る言葉においても、全く違った配慮がなされていきます。
人間関係の達人になりたいものです。
(※田中信生の『生活の処方箋』より)
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相手の状況からものを見ることができる人の特徴は、
「喜ぶ者と共に喜び、泣く者と共に泣きなさい」
(ローマ12:15)
との御言葉を実践している人です。
ただし、これができるには前準備が必要です。
それは様々な体験を積むことです。
目の前の相手に共感し、相手の立場でものを見るためには、その人が今体験しているのと同じような喜びや悲しみを自分も体験している必要があります。
なぜ神様は私たちから苦労を取り去らないのか、という問いの答えの一つがここにあります。
私たちが悲しみを通過することによって、泣く者と共に泣ける者となるためです。
また、神の恵みに潤されるうれしい体験は、そのまま素直に受け取るべきです。
それによって、喜んでいる人に嫉妬することなく、同じく喜ぶようになれるからです。
人生のすべての体験は、あなたが人間関係の達人となれるように用意され、生かされ、用いられていくのです。
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今日の一日は、人間関係の達人へと一歩進む一日です。
大切に過ごす今日として参りましょう。
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