今日のみ言葉【No.3404】(2024年 7月11日)「ユダの決断」
ユダは父イスラエルに言った、「あの子をわたしと一緒にやってくだされば、われわれは立って行きましょう。そしてわれわれもあなたも、われわれの子供らも生きながらえ、死を免れましょう。
(創世記43:8)
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過去を取り戻すことはできませんが、過去から教訓を学び、それを現在の行動の指針とし、今までとは違った生き方で未来を作り出すことは可能です。
ユダはその生き方をしました。
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ユダは真っ先にヨセフを売り飛ばそうと提案した人です。
「そこでユダは兄弟たちに言った、『われわれが弟を殺し、その血を隠して何の益があろう。さあ、われわれは彼をイシマエルびとに売ろう」
(創世記37:26-27)
彼の言動・行動は覆しようがありません。
しかし、今、ユダは、人質となっているシメオン、飢えて死を待つばかりの自分たち、そしてベニヤミンの命を守るため、エジプトに行こうと提案します。
「ユダは父イスラエルに言った、『あの子をわたしと一緒にやってくだされば、われわれは立って行きましょう。そしてわれわれもあなたも、われわれの子供らも生きながらえ、死を免れましょう」
(創世記43:8)
ユダはその本気度を、次の言葉で表しています。
「わたしが彼の身を請け合います。わたしの手から彼を求めなさい。もしわたしが彼をあなたのもとに連れ帰って、あなたの前に置かなかったら、わたしはあなたに対して永久に罪を負いましょう」
(創世記43:9)
これは、もしベニヤミンがエジプトに捕らえられたとしたら、自分がその身代わりになり、彼の命を守るという意味です。
もしそれが失敗した場合に「永久に罪を負いましょう」というのは、親子関係の絶縁と遺産相続の放棄を意味します。
ユダはかつてヨセフを売ったという負の遺産を持っていますが、彼はそこから学び、反省し、悔い改め、今の自分の行動を「命を生かす方向」へと変えようとしています。
日本的な言葉で言うと、「罪滅ぼし」ということになりますが、ユダはこの時、自分を犠牲にして他者を生かそうとする生き方をする決断をしたのです。
さあ、このユダの提案と決断の表明に対して、父イスラエルはどのような反応を示したのでしょうか。
以下、次回に続きます。
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過去から学び、現在に生かす今日として参りましょう。
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