今日のみ言葉【No.639】(2013年 9月 3日)

しかし王はサウルの子ヨナタンの子であるメピボセテを惜しんだ。
(サムエル記下21:7)

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旧約聖書はイスラエルの言語、ヘブル語で書かれています。

ヘブル語豆知識。

(1) 「朝」はヘブル語で「ボーケール」です。イスラエルでも朝はやっぱりボーッとボケているらしいです(^^)。

次はまじめに…。

(2) 「ルアッハ」というヘブル語は、

「霊」「息」「風」

の3つの意味を持ちます。

霊は風のようなものであり、命の息(霊)が吹き入れられて人は生きた者となったことがイメージ的に分かります。

そして最後に、

(3) 「ダーバール」。

これは「言葉」という意味ですが、同時に「行い」という意味でもあります。

聖書では、言葉と行いは一致しているのです。

言われた言葉は必ずその通りに行われる、ということです。

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発せられた言葉のうちで最も重要なのは「契約」の言葉です。

特にそれが神の名においてなされたものなら、命にかけても守らねばならぬ、というのが聖書の考え方です。

十戒の中にある

「あなたは、あなたの神、主の名を、みだりに唱えてはならない。」
(出エジプト記20:7)

に触れるからです。

その厳しさが表れているのが今日のサムエル記下21章です。

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当時、飢饉は神の怒りと考えられていました。

それはギベオン人を殺した罪のゆえだと神は答えられます。

ヨシュア記9章によると、ギベオン人は巧みな計略でイスラエルから決して命を奪われることはないという約束を取り付けていました。

サウル王はそれに違反していたのです。

それは金銀で償えるものではありませんし、ダビデの責任でもありません。

そこで、サウル家の者7人を処刑するということになりました。

その中に、ダビデの親友ヨナタンの子であり、王と食卓を共にしていた身体障害者のメピボセテが含まれていました。

ダビデはメピボセテを惜しみました。親友ヨナタンとの約束があったからです。

8節に出てくるメピボセテは同名の別人です。

約束の中にあったメピボセテ(サウルの孫、ヨナタンの子)は守られ、約束のないメピボセテ(サウルの子)は滅んでしまったのです。

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神はこのような愛と憐れみと忠実さをもって、ご自身が約束されたことを必ず果たされます。

二人のメピボセテは、私たちとイエス・キリストの予表です。

私たちは神から愛され、惜しまれています。

そのゆえに、神は愛する一人子のイエス・キリストを十字架という木にかけ、死に至らせました。

それは

「木にかけられる者は、すべてのろわれる」

と律法に書いてある通り、罪の呪いを受け、全人類を罪から解放するためだったのです。

神は必ずこの約束を果たされます。

その厳かな決心を私たちも感じたいものです。

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神の約束の成就の日は必ずやってきます。

その日を待つ忍耐を養う一日として参りましょう。

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