今日のみ言葉(2011年10月28日)【No.180】
「愛する者たちよ。あなたがたに勧める。あなたがたは、この世の旅人であり寄留者であるから、たましいに戦いをいどむ肉の欲を避けなさい。
異邦人の中にあって、りっぱな行いをしなさい。そうすれば、彼らは、あなたがたを悪人呼ばわりしていても、あなたがたのりっぱなわざを見て、かえって、おとずれの日に神をあがめるようになろう。」
(第1ペテロ2:11-12)
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柔道の時間で最初に習うのは「受け身」の仕方です。相手から倒されたことを想定し、怪我をしないで済む方法を身につけます。
華やかな投げ技等の攻撃面を学びたい気持ちを抑えて、まず守りを優先的に学ぶのはなぜでしょうか。
守備の技術がしっかりしていると、相手の攻めを必要以上に恐れずにすむからです。
こう来たらこう出る、ああ来たらこうする、という備えがある人には心のゆとりが生まれます。
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今日の聖句は信仰の「守り」の部分です。
この世でキリストを信じていると、肉の欲との戦いに出会ったり、悪人呼ばわりされることがあるというのです。
そこで自分をこう守れ、と聖書は語ります。
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(1)肉の欲を避けよ
肉の欲を持っていると、その欲を満たして良い気分に浸ろうとします。人は肉の欲を利用しようとするのです。
しかし逆に、肉の欲は私たちの魂に戦いを挑むようになる、と聖書は明らかにしています。
余計な戦いは避けるべきです。そのためにも肉の欲を避けよ、と神はアドバイスされます。
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(2)りっぱな行いをする
良い行いをし、人のために働くことは、いざという時の貯金のようなものです。人間関係の貯金をしておくことです。
それは自分の欲を満たすためや、相手をいつか利用してやろうと恩を売っておく行為とは違います。
「あなたがたのりっぱなわざを見て、かえって、おとずれの日に神をあがめるように」なるためです。
善行はいつか意外な形で人々に神を現し、あなたを救います。
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(3)旅人であることを自覚する
クリスチャンの国籍は天にあります。この世には一時的に寄留している旅人のようなものです。
ですから、ここでの生活が全てではありません。勝負に全て勝つ必要はありません。連戦連勝、何にでもいつも勝利…、が人生ではないということです。
私は来月、イスラエル聖地旅行に行きますが、たとえおみやげ物屋さんでおつりをもらい損ねても、それをずっと根に持ったり、後で請求しようとはしません。
イスラエルにはほんのしばらく滞在するだけで、本来の生活は日本でするからです。
私たちはこの地上を訪れた旅人であり、天のふるさとを持っているのです。
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信仰の「守り」の部分に目を留めていきましょう。
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※予告です。
イスラエル聖地旅行に出かけている間の11月13日(日)〜27日(日)は、み言葉メールは原則的にお休みとさせていただきます。通信事情が許せば、現地の画像入りメールをお届けできるかもしれません。お祈り下さい。
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