今日のみ言葉【No.3070】(2023年 5月 2日)「72人の弟子たちの帰還(4)」

あなたがたに言っておく。多くの預言者や王たちも、あなたがたの見ていることを見ようとしたが、見ることができず、あなたがたの聞いていることを聞こうとしたが、聞けなかったのである」。
(ルカ10:24)

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72人の弟子たちの伝道報告会の最後はヒソヒソ話です。

イエス様が

「それから弟子たちの方に振りむいて、ひそかに言われた」
(ルカ10:23)

と書いてあるからです。

ひそかに言われたということは、話すことがかなりプライベートな内容を含んでいるか、重要なものかです。

それは何だったのでしょう?

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イエス様は

「あなたがたが見ていることを見る目は、さいわいである」
(ルカ10:23)

と言われましたが、これをグッとくだけた感じで訳すと、

「お前たち、本当に得してるよなあ!」

となります。

公の場ではなく、身内の弟子たちに対してだから語れることです。

では何がおトクだったのでしょうか?

今日の聖句を見ると、「多くの預言者や王たち」とありますが、これは旧約時代のサムエルやイザヤ等の預言者や、ダビデなどの王たちのことです。

彼らは、

「あなたがたの見ていることを見ようとしたが、見ることができず、あなたがたの聞いていることを聞こうとしたが、聞けなかった」
(ルカ10:24)

のです。

ということはどういうことなのでしょう?

それは、

「昔の人々は望んでいてもできなかったが、今、あなたがたは見ているし、聞いている」

ということです。

旧約時代は救い主が来るということは聞いていましたが、どんな形で、どのようにして、ということまではわかりませんでした。

どんなに知ろうとして頑張っても、限界があったのです。

ところが、弟子たちがいるその時、その場で、彼らは旧約の人々がどんなに強く望んでも見られなかった救い主を、目の前で見て、耳で聞いている、ということなのです。

イエス様はプライベートな会話として語られたので、私なりにこれを代弁すれば、

「旧約の人たちは、ボヤ〜ンとした限られた知識しか与えられなかったのに、今のあなたがたは直接救い主である私を見聞きできる幸いの中にいるのだよ。おまえたち、だから、得してるなあ!」

という風になります。

さて、現代に生きる私たちはどうなのでしょう?

実は、この時の弟子たちよりもっと幸いです。

なぜなら、神の言葉としてまとめられた聖書があるからです。

これを読めばいつでも神の御心がわかります。

ですから、もし、今、イエス様が目の前に現れても、きっと72人の弟子たちに言ったのと同じ事を言われるでしょう。

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神の言葉が与えられている幸いを味わう今日として参りましょう。

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