今日のみ言葉【No.2973】(2022年12月27日)「イエスの変貌(5)」
すると雲の中から声があった、「これはわたしの子、わたしの選んだ者である。これに聞け」。
(ルカ9:35)
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聖書クイズです。
イエス様が天から神の声を聞いたのは、公生涯で何回あったでしょう?
次の3つのうちから選んでください。
(1)3回
(2)7回
(3)毎日聞いていた
あなたはどれを選びますか?
正解は当然(3)の毎日聞いていた、のように思いますが、聖書を隈なく読んで数えてみると、(1)の3回きりです。
「えーっ、神の子だから毎日神様の声が聞こえていたんじゃないの?!」
と驚く方もいらっしゃるでしょうが、天から神の声がかかったのはたった3回で、しょっちゅう神の声が天から響いていたわけではありません。
その貴重な1つが今日の聖書箇所です。
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3人の弟子たちがイエス様の栄光の姿を目にしていると、雲がわき起って彼らをおおいはじめました。
すると、雲の中から声があり、
「これはわたしの子、わたしの選んだ者である。これに聞け」
(ルカ9:35)
と聞こえてきました。
イエス様と弟子たちは、天からの神の声を聞いたのです。
ちなみに、イエス様が神の声を天から聞いたのは、1度目が受洗の時、2度目が今回の変貌山の時、そして異邦人が礼拝に訪れた時(ヨハネ 12:28)が3度目で、後はありません。
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父なる神様は、最後に、
「これに聞け」
(ルカ9:35)
と言われました。
キリストの言葉に従え、ということです。
イエス様は父なる神の御心に完全に従順な御方ですから、キリストの言葉に従うということは、神中心に自分の考えを改めることと同じです。
聖書ではこれを「悔い改め」という言葉で表します。
それは、太陽や星の動きを説明するのに、天動説を捨てて地動説を採用するようなものです。
自分(地球)を中心にして天体が回っていると考えるのが天動説です。
人間の実感としてはそれしかありませんから、古代の人々はそれが真理だと考えていました。
ところが、天動説では火星や木星等の不規則な動きをする星の説明がつきません。
規則的に動く星を「恒星」と呼ぶのに対し、惑うように位置を変えることから、これらの星は「惑星」と呼ばれるようになりました。
しかし、自分中心に世界が回っているのではなく、自分がいる地球の方が太陽の周りを回っているのだとする地動説の立場を取ると、惑星も恒星もその動きは完璧に説明できます。
こちらの方が真理だったのです。
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ひるがえって、私たちの場合はどうでしょう?
自分の目で見え、自分の頭で理解できることを基準にして科学は進歩し、文明が発展して今の世の中になっているのですから、人間が理性を働かせることに問題はありません。
しかし、自分の人生をどのように見て、どう解釈するかにおいては、人それぞれ、様々な人生観があります。
たとえば
「よくやっておられますねえ」
と声をかけられた時に、自分が認められたと感じて嬉しくなる人もいれば、
「いえ、まだまだです。自分はだめな方です」
と、完全を求めるあまり、自分を過小評価する人もいらっしゃいます。
人生の地動説は、
「これに聞け」
(ルカ9:35)
です。
それは、宗教の奴隷として生きることではなく、
「神はご自身の栄光を現すため、最善の計画を実行しておられる」
と理解し、神を信頼出来る御方だと認めて生きることです。
ここに人生の真理があると信じて歩め、とイエス様は本来の栄光の姿を現して弟子たちの信仰を強め、また神も天から声をかけて保証してくださったのです。
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神への信仰を新たにし、強めていただく今日として参りましょう。
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