今日のみ言葉【No.2799】(2022年 4月27日)「創世記(13)」
わたしは恨みをおく、おまえと女とのあいだに、おまえのすえと女のすえとの間に。彼はおまえのかしらを砕き、おまえは彼のかかとを砕くであろう」。
(創世記3:15)
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ある老人福祉施設の職員さんが担当した中に、とても対照的なお二人がいたそうです。
認知症の方は同じことを何度もお話しになります。
一人は何をされても口から出る言葉は「バカヤロ、バカヤロ」です。
ところが、もう一方の人は何をされても、「ありがとう、ありがとう」と繰り返し言っていたそうです。
「認知症の症状だから仕方がないと心得てはいるものの、この差は何なんでしょうね?」
と問いかけるその職員さんは、自分で自分に答を出されました。
「人は生きたように死ぬと言いますが、人生の最後はその人が今まで生きてきた通りのものが出るのですね」
人生は滅びに向かっているのだと否定的に見るか、あるいは、救いが用意されている毎日なのだと肯定的に見るか。
聖書には、既に創世記においてグッドニュース(福音)が記され、「ありがとう」と言える人生が用意されています。
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今日の聖句は「原福音」とも呼ばれるもので、キリストの救いがここに予告されています。
エデンの園で罪を犯し、堕落した人間に対し、神はこう言われました。
「わたしは恨みをおく、おまえと女とのあいだに、おまえのすえと女のすえとの間に。彼はおまえのかしらを砕き、おまえは彼のかかとを砕くであろう」
(創世記3:15)
新改訳聖書では、「恨みをおく」は「敵意を置く」と訳されています。
人間はすべて女性から生まれますから、「おまえと女とのあいだに」とは、サタンと人間との間に敵対関係が生じるという意味です。
つまり、これは、人間から救い主を誕生させるという神の計画をサタンが妨害するということです。
「おまえのすえと女のすえ」(口語訳)、「お前の子孫と女の子孫」(新改訳)とは、将来起こる反キリストとメシアであるイエス・キリストが対決するということです。
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ところで、ユダヤでは「○○さんの子」という言い方をする時、○○には必ず父親の名前が入ります。
出産するのは女性なのですが、男性である父親の子とするのが決まりなのです。
ですから、「女のすえ」「女の子孫」という言い方は普通しません。
しかし、ここではあえてそう書かれています。
これは新約聖書の光を当てて読むことで解き明かされます。
イエス・キリストは、男性を介さず、処女であるマリヤから生まれたということです。
このように、聖書預言は極めて正確なのです。
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続けましょう。
「彼はおまえのかしらを砕き、おまえは彼のかかとを砕くであろう」
(創世記3:15)
「彼」とは救い主で、「おまえ」とはへびに代表されるサタンのことです。
救い主キリストがサタンのかしら(頭)を砕くということは、致命傷を与えるということです。
イエス・キリストの十字架と復活によって、死は無力となり、サタンの束縛から人類は解放され、完全な勝利が保証されました。
これが「かしらを砕き」ということです。
しかし、「おまえは彼のかかとを砕く」という部分があります。
サタンはメシアに致命傷は与えませんが、部分的に傷を負わせるのです。
これはキリストの受難と十字架の死です
このように、創世記3章15節という早い時期に、神は人類へ救いの約束を与えてくださったのです。
しかも、この預言は極めて正確です。
ですから、将来、神は聖書の言葉通りに約束を実行されるのです。
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イエス・キリストの十字架と復活を信じた者は、罪無き者として天国に迎え入れられます。
その喜びを味わいつつ、希望を持って今日の地上生涯を歩んで参りましょう。
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