今日のみ言葉【No.2613】(2021年 8月26日)「キリスト教イロハ(175)『列王紀下』」

bs4.jpより

しかし主はイスラエルの名を天が下から消し去ろうとは言われなかった。
(列王紀下14:27)

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人気お笑い番組「笑点」の大喜利コーナーで、「18才と81才の違い」というお題が出されました。

「心がもろいのが18才、骨がもろいのが81才」

「道路を爆走するのが18才、逆走するのが81才」

さすが落語家の答はワサビが効いていて思わずフフフと笑えます。

もう一つ。

「自分探しをしてる18才、皆が自分を探している81才」

笑いの後で身につまされます。

聖書を知る人生では、神が私を探し出して救おうとされていると知るのです。

この神の選びは変わらないことが列王紀下に記されています。

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列王紀は上と下に分かれ、上巻でアハジヤ王までの歴史が書かれています。

下巻の列王紀下では、それ以降の南北王国の滅亡までが記されています。

本書の内容は二つに分けられます。

(1)イスラエルのアハジヤ王から北王国の最後まで(1〜17章)

(2)南ユダの単独王朝、エルサレムの最後の日、破滅と補囚について(18〜25章)

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列王紀上では、ソロモン王の死後、彼が敷いた重税と拡大政策の治世の欠点があらわになり、内乱が起きました。

反対派のヤラベアムは北イスラエル王国を起こし、ソロモンの子レハベアムは南ユダ王国の王となり、紀元前922年にイスラエルは分裂したのです。

しかし、両王国は長くは続きませんでした。

北イスラエル王国は紀元前722年にアッシリヤによって滅ぼされ、南ユダ王国は紀元前586年にバビロンによって滅ぼされます。

列王紀下の中心思想は、神は歴史の出来事を通してご自身を語られるということです。

アブラハムを通してイスラエルに与えられた神の選びは変わりません。

ですから、イスラエルがどんなに神に反逆しても、

「しかし主はイスラエルの名を天が下から消し去ろうとは言われなかった」
(列王紀下14:27)

となさるのです。

ところが、歴史はその反対の様相を見せます。

列王紀下に記されている通りの南北両王国の滅亡です。

イスラエルは神の裁きにあい、その名を天が下から消し去られているのです。

しかし、神のなさるわざは人間の思いを遥かに越えています。

紀元前538年にイスラエルの民はバビロン捕囚から帰還することができ、一旦滅びて亡くなった国が「復活」したのです。

また、イエス・キリスト昇天後、紀元70年にローマ帝国によって再び滅ぼされますが、約1900年もの長期の流浪を経て、1948年にイスラエルは建国され、21世紀の今に至っているのです。

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神の選びは変わらないことを心にとめ、今日の一日を感謝して生きて参りましょう。

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