今日のみ言葉【No.2592】(2021年 7月20日)「中風の人の癒やし(2)」
あなたの罪はゆるされたと言うのと、起きて歩けと言うのと、どちらがたやすいか。
(ルカ5:23)
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今日は最後に宿題がある回です。
今回だけは聖書の先の方を読まずにストップし、思い巡らしてみて下さい。
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ルカ5:17-26の箇所は、
「ああ、屋根を破って病人を吊り下ろしたところね」
と、よく知られているところです。
ある人々が、ひとりの中風をわずらっている人を床にのせたまま連れてきて、イエス様に癒やしてもらおうとやって来ました。
ところが、
「群衆のためにどうしても運び入れる方法がなかったので、屋根にのぼり、瓦をはいで、病人を床ごと群衆のまん中につりおろして、イエスの前においた」
(ルカ5:19)
とあります。
この破天荒なやり方が印象的な箇所ですが、解釈を誤ってはいけません。
「信仰があれば非常識なことをしても神は働く。いや、常識はずれの思い切ったことをしなければ神は働いてくれないのだ」
などということを教えている箇所ではないのです。
もちろん、中風の人の癒やしを願う彼らの熱情や信仰は立派ですし、
「イエスは彼らの信仰を見て」
(ルカ5:20)
とありますから、イエス様は中風の人の友人たちの信仰を評価し、受け止められたのは確かです。
しかし、この箇所では人間が成した行為が中心ではありません。
イエス様が罪の赦しの権威を持つ、ということが中心的メッセージなのです。
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さて、律法学者やパリサイ人たちは
「神だけが罪を赦す権威を持っておられるのだから、罪の赦しを宣言したイエスは神を冒涜(ぼうとく)している」
と考えました。
イエス様はその思いを見抜き、彼らに
「あなたの罪はゆるされたと言うのと、起きて歩けと言うのと、どちらがたやすいか」
(ルカ5:23)
と問われました。
律法学者やパリサイ人たちに出されたこの質問が、あなたへも投げかけられたと考えてみて下さい。
これが宿題です。
提出は1週間後です。
あなたなりの答を出してお読み下さいますように…。
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人間の脳は質問されることで動き出します。
考えることを楽しむ1週間を過ごして参りましょう。
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