今日のみ言葉【No.3122】(2023年 7月 5日)「ベテルでの神との出会い(1)」
さてヤコブはベエルシバを立って、ハランへ向かったが、一つの所に着いた時、日が暮れたので、そこに一夜を過ごし、その所の石を取ってまくらとし、そこに伏して寝た。
(創世記28:10-11)
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コロナ禍による観光事業を救済するため、政府は「宿泊割」という制度で旅行需要を起こそうとしています。
宿泊代が割引され、クーポン券も付与されるので、これを機に旅行に出かけようとする人もいらっしゃるでしょう。
旅とは本来楽しいものです。
しかし、ヤコブが出かけた旅はそれとはかけ離れたもので、逃避行でした。
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ヤコブの人生はうまく行っていなかったのです。
彼は兄エサウから殺意を向けられたので家族から離され、今、遠い親戚まで一人で旅する途中です。
自分のせいでもありますが、大方は母リベカの策略が失敗したせいです。
「なんで俺はこんな目に遭わなきゃならないんだ」
と彼がつぶやいたとしてもおかしくない状況で、彼は、
「一つの所に着いた時、日が暮れたので、そこに一夜を過ごし、その所の石を取ってまくらとし、そこに伏して寝た」
(創世記28:11)
となりました。
ところが、ここは神が定められた運命の場所だったのです。
ヤコブはまったく意識していませんでしたが、この場所はベテルという地名で、彼の祖父であるアブラハムが神と出会い、祭壇を築いた付近だったのです。
「彼はそこからベテルの東の山に移って天幕を張った。西にはベテル、東にはアイがあった。そこに彼は主のために祭壇を築いて、主の名を呼んだ」
(創世記12:8)
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人間は自分の人生のあり方に不平不満を言う時があります。
「これだけやっているのになぜ?」
「職場、家族、周囲の人たちのために犠牲を払って働いているのにこの仕打ちはなぜ?」
と、この時のヤコブと同じ気持ちを味わいながら人生の旅を仕方なく続けている時があります。
しかし、ヤコブは神が用意された場所にたどり着いたのです。
そして、父と祖父とに関係はあったが、ヤコブ自身とはまったく関係の無かった神が、自分の人生に関わる個人的神として現れて下さいました。
聖書の神を信じるとは、そのような出会いが私にもあると信じて生きていくことです。
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神の導きはどこかにあります。
必ずあなたの「ベテル」にたどり着くことを信じ、今日も人生の旅を続けて参りましょう。
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