今日のみ言葉【No.2491】(2021年 3月11日)「キリスト教イロハ(138)『ハレルヤ』」
ハレルヤ、救と栄光と力とは、われらの神のものであり、
(黙示録19:1)
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昭和歌謡の作詞家なかにし礼氏は、中国で生まれ、8歳で終戦を迎えました。
満州から日本へ向かう引き揚げ船に乗るため、命がけの旅を続け、とうとう港に停泊している船が見えた時、海の青さと空の青さと相まって、立っていられないほどの喜びに震えたそうです。
後年、歌手の黛ジュンさんの歌を書く時、あの喜びを歌詞にしたためようと考えました。
その時、バビロン捕囚からイスラエルに帰る民と自分の子供時代の戦争体験が重なり、
「あの時、ユダヤ人はきっと『ハレルヤ』と言っただろう。ならばハレルヤという言葉を使っても良いはずだ」
と思ってそう決めたというから不思議です。
なかにし礼氏の気持ちのこもった「恋のハレルヤ」(1967年)は大ヒットとなりました。
(NHKラジオ深夜便【謎解き うたことば】2018年3月26日放送より)
クリスチャンでもユダヤ教信者でもないなかにし氏ですが、ハレルヤはイコール喜びであると理解しておられました。
さて、聖書ではどう使われているのでしょうか。
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ハレルヤは、ヘブル語で
「主を賛美せよ」
の意です。
分解すると「ハレル」と「ヤー」で、ハレルが「賛美せよ」、ヤーはヤーウェのヤーで、これは「神」あるいは「主」を表します。
「ハレルヤ」はイスラエルにおいて、礼拝や賛美の言葉として用いられました。
ハレルヤは詩篇でよく用いられており、詩篇の冒頭や結尾、前後に置かれる場合があります。
特に、詩篇113篇〜118篇は「ハレルヤ詩篇」と呼ばれ、出エジプトを記念して過越の祭に歌われました。
イエス様と弟子たちが最後の晩餐の後、ゲツセマネの園へ向かう途中に歌った歌はこれだと考えられます。
「彼らは、さんびを歌った後、オリブ山へ出かけて行った」
(マタイ26:30)
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神は素晴らしい御方であることは間違いないのですから、私たちの状況が良くても悪くても、それとは関係なく、
「ハレルヤ!」
と主を賛美することができます。
主イエスがなされた救いのみわざをほめたたえ、ハレルヤと賛美して歩む今日として参りましょう。
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