今日のみ言葉【No.2477】(2021年 2月22日)「キリスト教イロハ（133）『なげきの壁』」
ああ、エルサレム、エルサレム、預言者たちを殺し、おまえにつかわされた人たちを石で打ち殺す者よ。ちょうど、めんどりが翼の下にそのひなを集めるように、わたしはおまえの子らを幾たび集めようとしたことであろう。それだのに、おまえたちは応じようとしなかった。
（マタイ23:37）
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イスラエル聖地旅行で必ず訪れるのが「嘆きの壁」です。
熱心に祈っているユダヤ教のラビたちに接近して写真を撮っていたら、本気で怒られました。
おそらくヘブル語で「邪魔をするんじゃない！」とか「あっちへ行け！」とか言われたのでしょう。
私は「アイムソーリー」と言って謝り、早々に退散しました。
嘆きの壁はユダヤ人にとって大切な場所であり、とてもデリケートな場所なのです。
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嘆きの壁はエルサレムの西側の城壁の一部です。
ソロモン王時代に建築された神殿の城壁との伝説がありますが、紀元後の建造物である可能性の方が高いです。
紀元70年にローマ軍が神殿を破壊して以来、何世紀もの間、ここはユダヤ人の巡礼の地となり、エルサレム神殿の最後の遺跡として保たれています。
「なげき」とは、神殿の荒廃を嘆き、聖都エルサレムの回復を願ったゆえです。
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ユダヤ人たちがなぜこのような悲しい歴史をたどるようになったのか、その原因は申命記第28章に書かれてあります。
ここは「祝福と呪いの預言」として有名なところです。
神に従えば祝福されます。
「もしあなたが、あなたの神、主の声によく聞き従い、わたしが、きょう、命じるすべての戒めを守り行うならば、あなたの神、主はあなたを地のもろもろの国民の上に立たせられるであろう」
（申命記28:1）
神に従わなければ呪われます。
「しかし、あなたの神、主の声に聞き従わず、きょう、わたしが命じるすべての戒めと定めとを守り行わないならば、このもろもろののろいがあなたに臨み、あなたに及ぶであろう」
（申命記28:15）
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ユダヤ人らはイエス・キリストを救い主として受け入れず、罪人として殺してしまいました。
この選択は神に対する明確な不従順でした。
従って、ちょうど第1ボタンをかけ違えれば、2個め、3個め、とずっとズレていくように、彼らは現在に至るまで、「もろもろののろい」を味わっているのです。
これを解決する方法は唯一つ。
今までのボタンを全部外して、第1ボタンを正しくかけ直すことです。
つまり、イエス・キリストを旧約で預言されてきた救い主であると正式に認め、受け入れることです。
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私たちの人生でも同じです。
「どうもおかしい」
と思ったら、第1ボタンのかけ違いに気づいて、5個め6個目のまだ早いうちにボタンをかけるのをやめ、方向転換することです。
「自分が正しい」と思い込んでいたら、そのまま1000個、2000個と進んでしまいますから…。
今日が悔い改めのチャンスの日と信じて、自分の歩みをチェックし、正しい方向へと向かって参りましょう。
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