今日のみ言葉【No.2402】(2020年11月11日)「試練を通しての守り」
わたしたちは、四方から患難を受けても窮しない。途方にくれても行き詰まらない。迫害に会っても見捨てられない。倒されても滅びない。
(第2コリント4:8-9)
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アメリカには従軍牧師(チャプレン)なる人がいます。
軍に所属し、戦場や医療の現場での兵士の臨終に立ち会い、礼拝や式典を行って部隊全員の精神的支援をするのがその働きです。
確かに、戦争という非常事態の中で福音を伝えることによって救われる人々が起こされます。
その意味でチャプレンの存在意義は大いにありますが、私は
「神様、それより戦争をなくして起こさないことのほうが先なのではないですか?」
と長らく思っていました。
しかし、神様のお考えは違います。
人間が起こす戦争という不幸な出来事の中からでも、神は良いものを起こし、みわざをなされるのだと示しているのです。
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神の守りは、
「あらゆる問題や試練を全く起こらないようにする」
ということではありません。
時に神は私たちを全くの絶望の中に追いやられます。
なぜそうならないように事前に教えてくれないのかと神に訴えても、それに対しての答が来ることは稀です。
しかし神はその絶望の中で平安と力を与え、神の守りがあることを感じさせてくれます。
ですから使徒パウロは
「わたしたちは、四方から患難を受けても窮しない。途方にくれても行き詰まらない。迫害に会っても見捨てられない。倒されても滅びない」
(第2コリント4:8-9)
と書き記すことが出来たのです。
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パウロにとって、患難や迫害を受けることはおかしいことでも何でもなく、人生に試練があることは当たり前でした。
幾多の不条理な経験の中でも、信頼できるはずの人からだまされたことが聖書に書かれてあります。
「幾たびも旅をし、…、盗賊の難、同国民の難、…、にせ兄弟の難に会い」
(第2コリント11:26)
神はこのような難から彼を事前に防ぎ守ることをなさいませんでした。
むしろあえてその中を通らせ、
「なおいろいろの事があった外に、日々わたしに迫って来る諸教会の心配ごとがある。だれかが弱っているのに、わたしも弱らないでおれようか」
(第2コリント11:28-29)
と、彼を燃え立たせたのです。
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神のなさることは私たちの理解を遥かに越えています。
ですから、神の側がおかしいのではなく、私たちの理解能力がそこまで及ばないのだというのが真実でしょう。
試練の中で痛みや苦しみを味わうことは避けられません。
しかし、神の愛から私たちは切り離されてはいないのだ、見捨てられているのではないのだ、ということだけは心に刻んでおきましょう。
「わたしは確信する。死も生も、天使も支配者も、現在のものも将来のものも、力あるものも、高いものも深いものも、その他どんな被造物も、わたしたちの主キリスト・イエスにおける神の愛から、わたしたちを引き離すことはできないのである」
(ローマ8:38-39)
「主は、『わたしは、決してあなたを離れず、あなたを捨てない』と言われた」
(ヘブル13:5)
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神は私たちが持つ以上の優れた御計画を持ち、そのためにこの私が選ばれているということに焦点を合わせ、今日の一日を慎ましやかに送って参りましょう。
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