今日のみ言葉【No.2362】(2020年 9月24日)「キリスト教イロハ（98）『主の祈り（14）』」
わたしたちを試みに会わせないで、悪しき者からお救いください。
（マタイ6:13）
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ゴリラは筋肉隆々の体つきをしていますが、植物しか食べない草食動物です。
しかも、トレーニングなど行わずとも、その筋肉を維持できています。
実は胃の中に多数の細菌や原虫がいて、それがタンパク質を作っているからなのだそうです。
神様がゴリラをそういう体として造られたのです。
人間はそうではなく、外部からまんべんなく食べ物を摂取し、動いて体を維持するように造られています。
霊的面でも同じで、人間は毎日祈ることによって霊力が強められ、維持できるのです。
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パウロは
「また、神の力強い活動によって働く力が、わたしたち信じる者にとっていかに絶大なものであるかを、あなたがたが知るに至るように、と祈っている」
（エペソ1:19）
と記し、神の力の絶大さをクリスチャンに知らせています。
その力は祈りを通して与えられます。
ですから、悪魔はそうさせまいとして、神の力を知った人にあらゆる手段をもって攻撃してきます。
悪魔の誘惑に負けないようにする祈りが、
「我らを試みにあわせず、悪より救いいだしたまえ」
という主の祈りの箇所です。
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ここでの「試み」とは悪魔が与える誘惑のことで、神が与える試練ではありません。
人間が苦しみに遭う時、神は人間の神に対する信頼を高めるためのチャンスとして用いられ、悪魔（サタン）は誘惑の機会として捉えます。
ただし、どれが神からのもので、どれがサタンからのものか、はっきりと判別できないことが多いのです。
悪魔は、神が人間に試練を与えるのに乗じて誘惑しようとします。
神は、悪魔が人を誘惑するのに乗じて人間を訓練しようとします。
このように、試練と誘惑は渾然一体となってやって来ます。
人間は、
「我らを試みにあわせず、悪より救いいだしたまえ」
と祈るのみです。
この祈りの積み重ねが霊的筋肉を形造ります。
そして、実際の試練の中で悪魔の誘惑に打ち勝つ体験へとつながり、神への信頼が増すのです。
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たゆむことなく、主の祈りに励む今日として参りましょう。
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