今日のみ言葉【No.2236】(2020年 4月 2日)「キリスト教イロハ(59)『祭司』」

2020年4月2日

祭司と大祭司の衣装(from thetorah.com)

しかし、あなたがたは、選ばれた種族、祭司の国、聖なる国民、神につける民である。それによって、暗やみから驚くべきみ光に招き入れて下さったかたのみわざを、あなたがたが語り伝えるためである。
(第1ペテロ2:9)

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歴史ロマンのひとつに、古代日本はイスラエルの影響を受けていたのではないかという説があります。

ヨーロッパと中国を結ぶシルクロードの最終地点が奈良ですから、離散したユダヤ人らが日本に来ていたことも案外ありえます。

そういえば、神社の構造はイスラエルの神殿全体の作りとよく似ています。

もしかしたら、神社の神主さんはイスラエルの祭司の日本版だったのかもしれません。

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祭司とは、原始的意味において、神の意志を人々に告げる者のことです。

神の言葉を一方的に告げる預言者とは違い、祭司は神と人との間に立ち、両者のコミュニケーションを取り持つ存在となります。

神の側に立てば、神の意志を行う代理者となり、人間の側に立てば、民の願いを神に祈るとりなし手、民の代表者となります。

つまり、神と人との仲保者、仲介者という役目で、これは礼拝を通して行われました。

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祭司の重要な任務は礼拝の司式です。

礼拝の中では、律法が朗読され、祭壇を清め、動物や穀物の犠牲を捧げました。

特に犠牲を捧げる時、神と人との間に立つ祭司の仲保者的役割が強調されます。

プロテスタント教会では「万人祭司(ばんにんさいし)」と言って、クリスチャンすべてが神と人との仲介者であると考えます。

ですから、積極的に人のために祈り、伝道することが奨励されます。

「しかし、あなたがたは、選ばれた種族、祭司の国、聖なる国民、神につける民である。それによって、暗やみから驚くべきみ光に招き入れて下さったかたのみわざを、あなたがたが語り伝えるためである」
(第1ペテロ2:9)

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キリストは大祭司として、私たちのためのとりなしの祈りを、今も天で父なる神の御前に捧げてくださっています。

「キリスト・イエスは、死んで、否、よみがえって、神の右に座し、また、わたしたちのためにとりなして下さるのである」
(ローマ8:34)

この事実に励まされ、今日の一日を進ませていただきましょう。

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