今日のみ言葉【No.2189】(2020年 1月31日)「信仰と祈り(1)」

2020年1月31日

朝はやく道をとおっていると、彼らは先のいちじくが根元から枯れているのを見た。そこで、ペテロは思い出してイエスに言った、「先生、ごらんなさい。あなたがのろわれたいちじくが、枯れています」。
(マルコ11:20-21)

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「涙の数だけ強くなれるよ アスファルトに咲く花のように 見るものすべてにおびえないで 明日は来るよ君のために」

岡本真夜さんの名曲『TOMORROW』です。

歌詞の通り、アスファルトに咲く雑草はしぶとく、抜くのに苦労します。

根が下に深くまっしぐらに伸びているからです。

霊的根が全く機能していなかったのがイエス様時代のイスラエルでした。

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月曜日にイエス様から

「今から後いつまでも、おまえの実を食べる者がないように」
(マルコ11:14)

と言われたいちじくの木は、翌日の火曜日の朝、根元から枯れていました。

「そこで、ペテロは思い出してイエスに言った、『先生、ごらんなさい。あなたがのろわれたいちじくが、枯れています』」
(マルコ11:21)

ペテロはイエス様の言葉にこんなに力があるのかと驚嘆したのです。

ここから祈りの力へとイエス様は話を進められるのですが、その前にもう一つ知っておかなければならないことがあります。

それは信仰という神と人間との霊的関係のことです。

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この聖書箇所を読むと、イエス様はペテロの言葉に

「イエスは答えて言われた」
(マルコ11:22)

と書かれてありますが、それは祈りについてであって、いちじくがなぜ枯れたのかの理由については全くお答えになっておられません。

なぜでしょう?

それは自明のことだったからです。

根元から枯れていれば、木全体は枯れます。

イスラエルは神を信じてはいませんでした。

その根である神との関係が枯れていれば、イスラエル全体が枯れることは自明の理なのです。

これは40年後の紀元70年、ローマ帝国がエルサレムを崩壊させ、全世界にユダヤ人が1900年間離散することによって歴史的に成就しました。

祈りの力を教える前に枯れたいちじくの木の話があるのは、神を信じるという根本的な関係が樹立されていなければ、いくら祈ってもその木は枯れるということです。

たとえ外面的には栄えているように見えても、葉だけで実を結ばないいちじくの木は、やがて枯れた根から始まって、またたく間に全体が枯れるのです。

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私たちはこのいちじくの木を何本も枯らしてしまう者なのです。

祈りが答えられるという確信が乏しく、100%の信頼で神に祈ることができず、祈っても空しさばかり刈り取り、信仰生活で実を結ぶはずのいちじくの木を何本も倒してきたのです。

しかし、あきらめるのは早すぎます。

今一度神に信頼を置き、神は信ずるに値する御方だと方向転換し、考えを改める者を神は捨ててはおかれません。

「主は心の砕けた者に近く、たましいの悔いくずおれた者を救われる」
(詩篇34:18)

あなたが神との霊的関係をしっかりと結ぶ時、根に命が与えられ、アスファルトに咲く花のように私たちは強く生き直すことができるのです。

いちじくの木を一夜にして枯らした神は、同じいちじくの木を一夜にして復活させることもおできになるからです。

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すべては今日のあなたの決心によって定まります。

過去の出来事は神様におまかせし、今日、新たな決心で信仰の日々を送って参りましょう。

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