今日のみ言葉【No.2188】(2020年 1月30日)「キリスト教イロハ（43）『教会』」
この教会はキリストのからだであって、すべてのものを、すべてのもののうちに満たしているかたが、満ちみちているものに、ほかならない。
（エペソ1:23）
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「ステンドグラスが美しい教会」とか「○○先生の教会」などと言うことがあります。
しかし、教会は建物を指すのでもなく、個人の所有物でもありません。
教会とはイエス・キリストを救い主と信じる人々の群れです。
イエス・キリストを通し、神に呼び集められた人間の集まりを教会と言います。
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教会とは、イエス・キリストの十字架の死によって罪をあがなわれた一人々々が、神の国実現のために召し集められた信仰共同体です。
聖書はこれをわかりやすく「キリストのからだ」と表現しています。
「この教会はキリストのからだであって、すべてのものを、すべてのもののうちに満たしているかたが、満ちみちているものに、ほかならない」
（エペソ1:23）
現代の私たちが知るカトリック教会、ギリシャ正教会、プロテスタント教会などの歴史的諸教会を見てみると、教会はキリストを頭（かしら）とし、司祭・神父・牧師と呼ばれる指導者と信者とで構成されていることがわかります。
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では教会は何をするところなのでしょう？
ただ集まって、飲み食いし、おしゃべりをして楽しく過ごして終わり…、という場所ではありません。
教会には使命があります。
それは、聖書を教え、福音を伝え、人々の心と体を癒やすことです。
イエス様が弟子たちを召し集められた時の状況にその原型が見られます。
「そこで十二人をお立てになった。彼らを自分のそばに置くためであり、さらに宣教につかわし、また悪霊を追い出す権威を持たせるためであった」
（マルコ3:14-15）
まずイエス様のそばに置かれ、じっくりと養われることが最初なのです。
たとえて言うなら、イエス・キリスト温泉という福音の湯にたっぷり浸り、十分暖まった後でその温もりをじかに人々に伝えていくということです。
このような実体を持った人々がじわりじわりと増えていくと、次にどのようなことをするのかという「目標」が生まれてきます。
教会の活動の目標はイエス様が下された大宣教命令です。
「あなたがたは行って、すべての国民を弟子として、父と子と聖霊との名によって、彼らにバプテスマを施し、あなたがたに命じておいたいっさいのことを守るように教えよ」
（マタイ28:19-20）
これは会社の業務命令のような
「社員なら当然従うべきもの」
ではなく、キリストの愛によって暖められた人々が、
「せずにはおれない」
という気持ちで行うことなのです。
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障害者団体のお仕事をしているＡさんは
「先生、信仰を持っていなければ、この仕事は務まりません」
と断言されます。
またＢさんは
「毎週、職場でも家庭でも失敗があります。でもこの礼拝で全部リセットされて、また明日から新しい気持ちで出られます」
と毎週の礼拝出席を力としておられます。
Ｃさんは
「一人でも多くの人に救われて欲しい」
と家庭集会をして、ご近所や友人の方々に福音伝道の場を提供し、喜びにあふれておられます。
教会に来る方々は、皆、神様から温もりをいただき、それを各々の現場に持って帰ります。
キリストのからだなる教会は、こうやってこの世に神の国を広げていくのです。
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キリストの愛に憩う今日を過ごして参りましょう。
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