今日のみ言葉【No.2160】(2019年12月 4日)「平坦な道を歩む」
心をつくして主に信頼せよ、自分の知識にたよってはならない。 すべての道で主を認めよ、そうすれば、主はあなたの道をまっすぐにされる。
（箴言 3:5-6）
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レトルトカレーは温める前に50回振ると美味しくなるという裏ワザ情報があります。
プロの料理研究家に真偽を問うと、分離をなくして油も均一に馴染ませるという意味で正解なのだそうです。
しかし実際のところ振るのは10回くらいで十分。
お湯に入れる前に混ぜ合わせても温め中に沈んできてしまうので、加熱の途中で混ぜたほうが美味しくなるとのことです。
やはり1年365日毎朝レトルトカレーを食べて研究している人の言うことは違います。
その世界を知り尽くしている人の言葉が真実を語るのと同じく、この世界を造られた創造主なる神の言葉こそが私たちに真実を告げるのです。
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今日の聖句は、神を信頼することを強調していますが、信頼すれば全てうまく行く…、などと本気で信じていいのでしょうか。
「心をつくして」の「心」とは、誠心誠意とか情熱というような感情的面の言葉ではなく、理性を表す「レーブ」というヘブル語が使われています。
ですから、過去のデータを集め、分析してそれを論理的筋道をたてて理性的に考えてみよ、ということです。
面倒くさいように感じるかもしれませんが、実際には
「あの時ああなった、この時こうなった。神様は何を意図されておられたのか」
と思い巡らし、「神は愛である」という啓示の真理と調和する解釈の仕方はないかと探し求めるのです。
自分の知識に頼らないとは、過去の自分の経験を基とした下から積み上げる考え方ではなく、神の啓示という上から与えられた真理を目指して現実の出来事を考えるということです。
「すべての道で主を認めよ」とありますから、これは複数の道です。
人生のあらゆる道で、例えば結婚であったり、就職、人間関係、子育て、仕事、食生活などの「道」で神様の関わりを認めようとすることです。
そうすれば、どうなるのでしょう？
「主はあなたの道をまっすぐにされる」と箴言の著者は言っています。
まっすぐとは直線と言うよりは、平坦であることを意味します。
あなたの人生をアップダウンのない平地を歩く人生へとしてくださるというのです。
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神を信頼するには証明は無用です。
そもそも、証明できたことを信じることはできないからです。
嘘か真（まこと）かわからないから「信じる」という行為が成り立ちます。
嘘か真かわかっていて選ぶなら、それは「判断」であって「信じる」ということではありません。
先ほどのレトルトカレーを美味しくいただく話でも、あなたが実際にやって味わってみるまで本当かどうかはわかりません。
ですから現段階では「信じる」ことができるのです。
食べた後で「ああ、なるほど」とわかってしまったら、信じるという行為ができなくなることはおわかりでしょう。
「主はあなたの道をまっすぐにされる」
（箴言 3:6）
ということも、現段階では本当にそうなるかは定かではないのです。
だから主に信頼できるのです。
そして神様に信頼して行った先に、「ああ、本当に主は私の道をまっすぐにされた」という結果を味わうのです。
ただし、神は愛であるという証拠を100個集めても、神は愛でないという証拠も100個集まります。
ですから、神は愛だということを証明してから、安心して主を信頼していこうと思っても無理なのです。
今のところ愛かどうかはわからないけれど、愛だと信じてそれを選び取り、様々な雑音の中から愛の音色だけを選択して聞いていこうとする時、その愛がわかるのです。
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「私は神から愛されている」
その視点から自分を見、周りを見ていくこと。
それが主を信頼する生き方の初めです。
その積み重ねと一日としての今日があり、その先に真っ直ぐな道があることを思い描いて、一歩々々、人生の道を歩んで参りましょう。
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