今日のみ言葉(2011年10月9日)【No.164】
「わたしはあなたの祈を聞いた。あなたの涙を見た。見よ、わたしはあなたのよわいを十
五年増そう。」
(イザヤ38:5)
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今日の聖句はヒゼキヤ王が病に倒れ死にかけた時の場面です。
ヒゼキヤ王は預言者イザヤから決定的な言葉を聞かされました。
「あなたは死にます、生きながらえることはできません」
多くのイスラエルの王は預言者を殺しました。なぜなら、彼らは真実を語ったからです。
鏡に映る自分の顔に汚れがついていたら、自分の顔を拭いて汚れを取り去ることが正しい
ことです。
逆に鏡の方を拭いたり、鏡を粉々に壊して自分の顔が見られないようにしてしまう人がい
るでしょうか。
イスラエルの王たちはまさにその事を行ったのです。彼らがしたことは事実から目を背け
ることでした。
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しかし、ヒゼキヤは違いました。彼は現実を直視する生き方を選択しました。
「そこでヒゼキヤは顔を壁に向けて主に祈って言った、『ああ主よ、願わくは、わたしが
真実と真心とをもって、み前に歩み、あなたの目にかなう事を行ったのを覚えてくださ
い』。そしてヒゼキヤはひどく泣いた。」
(イザヤ38:2-3)
彼は自分の病気と死という、自分にとって不都合と感じられるものをも与えられる神に向
かって祈ったのです。
現実に対面し、事実を受け入れた時から、「神は私と共におられる」という出会いを体験
し始めます。
なぜなら、神は幻や空想の中に存在しているのではなく、現実の中で生きて働いておられ
る方だからです。
このヒゼキヤの祈りは聞かれ、15年生きながらえるという神の約束が与えられました。
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私たちはこの個所から、神を信じて生きる生き方とは何かを学びます。
信仰によって生きるとは、今の現実に対して、「そんなことはない!」と否定することで
はありません。
「きっと良くなる」という希望を抱きつつ、現実に直面する勇気を持って生きることです。
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具体的な実践例を挙げれば、まず、体重計に乗ることです。
自分が何キログラムあるのかを知り、それを認め、ノートにその数字を書き記すのです。
そして、「きっと良くなる」という希望を抱きつつ、自分のベストを目指して、少しずつ、
少しずつ、1グラムずつ、改善していくのです。
明日も明後日も、毎日、体重計に乗り、記録をつけます。
その現実の中で、神は祝福を用意してあなたを待っておられます。
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祈りを聞いて下さる神と出会う準備をしていきましょう。
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