今日のみ言葉(2011年10月8日)【No.163】
「主は高き所にいらせられて、その勢いは多くの水のとどろきにまさり、海の大波にまさって盛んです。」
(詩篇93:4)
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東日本大震災で、私たちは津波の力の恐ろしさを目の当たりにしました。
何もかも瞬く間に飲み込み、大きな船をも押し流してしまう映像は本当に恐ろしいものです。
しかし、その波以上に神は力と勢いを持ったお方であると聖書は語ります。
今日の聖句が語るところは、その大波や津波以上に神の力は強大であるということです。
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私たちは海に行かなくとも、人生の大波・津波は毎日のように押し寄せてきます。
たとえ逃げても追いかけてきます。
まともにぶつかっていくと、不安や否定的な思いに流されている自分を発見します。
そして自分を立て直そうとしても、どうしようもない力の弱さを感じることがあります。
どうしたらいいのでしょう?
その答の一つは、
「サーファーのように波に乗る」
ことです。
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神の力によって、人生の大波にぶつかることも逃げることもせず、波に乗せていただくのです。
恐れず大波に立ち向かい、神にゆだねて波に乗る術を学ぶまで、何度でも失敗して良いのです。
いえ、実は失敗体験の積み重ねが必要不可欠と言えます。
なぜなら、ゆだねるためには自分の力を無にする必要があるからです。
失敗に失敗を重ね、
「自分の力で波をコントロールすることなどはできないなあ」
と悟った時が、大波の上でサーフィンが成功できる一番の瞬間です。
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私はサーフィンをしたことはありませんが、オーストラリアに行った時に水上スキーに誘われました。
教会で知り合ったボブという青年の家の裏手が海で、お金持ちの彼はモーターボートを所有していました。
プライベートビーチで水上スキーをする感覚。あんなゴージャスな体験はありませんでした!
しかし、何度やっても転んでしまい、水の上を滑るなどということはできません。
ボブが言うには、
「水中から水上へと立ち上がる時に、つかんでいるバトンをグイと引っ張るだろう。あれがいけない。それしか頼れるものがないから、どうしても無意識に引っ張っちゃうんだけど、そうすると足もとがツルッと滑って転んでしまうんだ。自分で立ち上がろうとしないで、バトンをつかんだままで力を入れないことだね。」
そして次の2つの言葉を教えてくれました。
「"Arm stretch !"(腕を伸ばす)。"Arm straight !"(腕をまっすぐ)。」
私は「アームストレッチ!アームストレイト!」を呪文のように唱えながら、モーターボートにグイグイと引っ張られていきます。
すると見事に…、とまでは行きませんでしたが、体はちゃんと水の上に立っているのです…、ほんの10秒間くらいでしたが…(^^;)。
ゆだねるということを体得させていただいた時でした。
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我力でやると転びます。
神の力に信頼し、神様に手を引かれ、大波の上に乗っている幻を描きながらスタートしましょう。
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