今日のみ言葉【No.1960】(2019年 3月11日)「聖書の概観(4)」

2019年3月11日

人よ、彼はさきによい事のなんであるかをあなたに告げられた。主のあなたに求められることは、ただ公義をおこない、いつくしみを愛し、へりくだってあなたの神と共に歩むことではないか。
(ミカ6:8)

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「rikuパパ」さんというネームでツイッターを発信している小学校の先生が、理科の授業でこんな質問を生徒たちに投げかけました。

「水と食塩水が同じ量あります。味見をせずに見分ける方法を挙げなさい」

あなたはどんな方法を考えつきますか?

ちなみに教科書の答の例は

●蒸発させる
●さらに食塩を溶かして、早く溶け残ったほうが食塩水
●重さを測る

というものです。

塩ながら何と味気のない答えでしょうか!

ところが、実際に出た子供たちの答は、大人の想像を遥かに超えた自由なものでした。

この先生が偉いのは、

「私は、こういう閃きのある人が世の中の問題を解決していくと思う。人と違うことを考えられるだけでもすごいことだし、それを伝える事もすごい事。という事で、いつものごとく全員べた褒め」

となさったことです。

さらに、「チャイムが鳴り、参った宣言して授業切り上げました。」と先生の方から降参だと言って負けてあげ、自分の意見を優れたものだと評価された子供たちは、新しい可能性に向けてチャレンジする素晴らしい大人へと成長することでしょう。

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聖書の読み方も人それぞれ、様々あるのだと私はわかってきました。

皆さん自由に読んでいらっしゃるのだな、と驚きを通り越し、「へぇ~、それでいいの?」とあきれることもさらに通り越し、最近は称賛に近い感覚で皆さんの体験談をお聞きしています。

例を挙げればキリがありません。

・背筋をピンと伸ばして読む姿勢にこだわりを持つ方、声を出すか出さないか、歴史的資料を参照しながら読む方。

・聖書に書いてあることは本当かと常に疑う気持ちを欠かさず読む人、日課として義務的に読む人、おみくじ的に当たりを期待して読む人。

・人生訓や生きるためのうまい方法を探して読む、娯楽として読む、子供の倫理情操教育のために読む、ボケないように脳の活性化のために読む等々…。

色々な読み方を神様は許しておられますが、

ただひとつ、

「聖なる神の前で人としてあるべき姿とは何かを追い求めながら読む」

という点さえ外していなければ、人は聖書を通して神がわかり、キリストと出会うようになります。

これが私が推薦する聖書の読み方です。

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さて、先ほどの子どもたちの答はどんなものだったのでしょう?

「水と食塩水が同じ量あります。味見をせずに見分ける方法を挙げなさい」とい問題に対して、

(1)「両方にメダカを入れる」

と答えた児童がいたそうです。

倫理的問題はありますが、メダカは淡水魚だから塩水の中では生きられないと考えたのです。

これはバイオアッセイというれっきとした検査法で、かつて炭鉱でガス検知のためにカナリアを飼っていたのと同じ手法です。

最初は笑っていた生徒たちも、これを伝えると「すげえ!」と拍手が起こりました。

(2)「傷口にかける」

ちょっと過激ですが、これはパッチテストのような方法だと先生は評価しました。

(3)「袋に水を入れて、浮いたほうが食塩水」

この子は、イスラエルの死海で人が浮いている映像を見せたことから思いついたようです。

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聖書の読み方は一通りではありません。

あなたなりの発想で、自由な読み方をして良いのです。

ただし、常に神の前での自分という位置をお忘れなく。

そこさえしっかりしていれば、あなたが読もうとしなくても、聖書の方からあなたに語りかけてくださるものなのです。

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