今日のみ言葉【No.1935】(2019年 2月 5日)「人を汚すもの(2)」
2019年2月5日
『この民は、口さきではわたしを敬うが、その心はわたしから遠く離れている。人間のいましめを教として教え、無意味にわたしを拝んでいる』
(マルコ7:6-7)
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先日の日曜日、私たちの教会に関係するドクターらが揃いも揃って休日当番医に当たりました。
患者さんの8割以上がインフルエンザだったそうで、もし私がお医者さんの立場だったら、「これでは私が感染してしまう!」と逃げ出したことでしょう。
本当に医師という仕事は尊い働きなのだと思いました。
さて、当然ながら、この方々は日曜日の午前中の礼拝を守れませんでした。
あなたはこれをどう思われますか?
医療関係者だけは特別なのでしょうか?
もしあなたが同じような状況に立たされたら、仕事を選びますか?教会を選びますか?
マルコ7章では、本来の神の御心と人間が作った言い伝えをはっきりと分けよとイエス様がパリサイ人らを糾弾しています。
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前回、本来の神の律法より口伝律法の方を人々が重要視していたことを述べましたが、その例として「コルバン」という言い伝えのことをイエス様は取り上げています。
コルバンとは神への供え物の音訳です。
このコルバンなるものをもって
「あなたの父と母を敬え」
(出エジプト記20:12)
という神の教えが無に帰しているではないかとイエス様は指摘されたのです。
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具体的状況はこうです。
(1)自分の両親が生活に困っています。
(2)息子は両親を養うだけのお金はあっても、「自分のお金はコルバンだ」と言います。
(3)すると「既に神に誓って供えたので、助けてあげるわけにはいかない」と言うことができます。
こうやって親の扶養の義務から逃れられる道ができてしまったのです。
ひどいことに、このコルバンの支払いは自分の死後まで延ばすことが出来たといいますから、親の介護をしないで済む絶好の言い逃れとなったわけです。
この現実の姿を見て、イエス様は
「こうしてあなたがたは、自分たちが受けついだ言伝えによって、神の言を無にしている。また、このような事をしばしばおこなっている」
(マルコ7:13)
と非難し、イザヤ書第29章13節の御言葉はこのことを言ったのだと語られました。
『この民は、口さきではわたしを敬うが、その心はわたしから遠く離れている。人間のいましめを教として教え、無意味にわたしを拝んでいる』
(マルコ7:6-7)
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いつの時代、どの国でも、信仰が形骸化するとこれと似たようなことが起こるものです。
形骸化とは、形だけ守っていればそれで良しとし、中身が空っぽでも、何事もなく今日も同じように進んで終わっていればOKとするやり方です。
時として日曜日の礼拝がこうなります。
定刻に出かけ、教会で人々と挨拶を交わし、讃美歌を歌い、祈りの時は目を閉じ、牧師の説教を聞き、献金をし、帰り際に皆さんと話をし、また来週ねと言いながら帰途に着きます。
何の問題もありません。
日曜日の午前中、教会で礼拝をしたのですからクリスチャンとしては百点満点の生き方でしょう。
では先ほどの休日当番医のクリスチャンドクターたちはどうなのでしょう?
ここに「日曜午前中の礼拝厳守」という現代の「人間の言い伝え」が潜んでいます。
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元々の安息日は土曜日です。
旧約時代は土曜日に礼拝をしていました(現代のイスラエルも同じです)。
しかし、イエス・キリストの復活以降、新しい約束の時代が始まったので、クリスチャンは復活された日曜日を記念して礼拝するようになりました。
ですから、週に一度の安息日を日曜日とし、その日に礼拝するのです。
礼拝の時間が日曜日の午前10時30分と定まったのは、一説によるとアメリカの農家のお嫁さんたちの事情からだそうです。
日曜の朝でも家畜の世話をせねばなりません。
家族の食事を整えてから、奥様方は野良着から晴れ着に着替え、おめかしをします。
教会の礼拝でみんなに会えることは、彼女たちにとって週に一度の晴れ舞台でもあるからです。
どんなに急いでもそれなりに時間がかかります。
イエス様は日曜の朝早く復活されたのですから礼拝時間は日曜の夜明けがふさわしいはずなのですが、現実的に10時30分に落ち着いたというわけです。
ですから、「日曜午前中の礼拝厳守」は現代の「人間の言い伝え」です。
日曜日の礼拝を守れないことは罪だ、などと自分を責めなくて良いのです。
7日に1度、定期的に労働を休止し、神を仰ぐ時を持つことが新約時代の神の御心の行い方です。
もちろん自分の都合に合わせて「この1回で1年分の礼拝をしたことにしよう」などと、なし崩し的にしてしまっては論外です。
先ほどのドクターは、その日の夕拝に来られました。
私たちの教会では、日曜日の早い時間と、午前10時半と、そして夜の7時半からの3回の礼拝を持っているからです。
そして、伝統的に日曜日は仕事で月曜日がお休みの理容師・美容師の方々中心に、月曜日の午前中に第4礼拝を持っています。
そうやって、神を求め、神様に支えられてこれからの1週間を送ろうとする方々の集いは、本当に心から神様を礼拝する雰囲気にあふれた時と場になります。
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神を見上げる時を持つ一日として参りましょう。
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