今日のみ言葉【No.1060】(2015年 6月10日)
その日、耳しいは書物の言葉を聞き、目しいの目はその暗やみから、見ることができる。
(イザヤ29:18)
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教会に国際結婚のカップルが来ておられます。
ご主人はブラジル人なのでポルトガル語。奥様は日本人なので日本語。二人のコミュニケーションは英語です。
その結果、2歳のお子さんは3ヶ国語を話しています。
先日も、お菓子の袋を持ってきて、
「アプン、アプン!」
と言ってくるので、私は何語だろうかと戸惑いました。
それが「オープン(open)、開けて!」と分かるまでに1分程かかりました。
ところがこの子が最近、
「ボク、2ちゃいだよ」
と私に対して常に日本語で話してくれるようになりました。
手加減してもらえるので楽になったなー、と感じると同時に、神様が彼の中でどんなに複雑な成長をなされているのかと思わされました。
人間はある時を境に、一気に成長し変化する時期があるのです。
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神に対して目を閉じ耳を塞いでいたイスラエルでしたが、今日の聖句は、その反逆の民の目が開かれ耳が開かれる時があると語っています。
よく読むと非常に不思議な表現です。
書物の言葉は「読む」のが妥当です。書物から音は聞こえません。
そもそも音が出ない書物を前にした聴力を失った人なのに、
「耳しいは書物の言葉を聞き」
と書いてあります。
また、目の見えない人に奇跡が起きて、目が見えるようになったとしても、暗闇では物が見えません。
ところが、
「目しいの目はその暗やみから、見ることができる」
と書いてあります。
そのように表現されるほどに、ガラッと神によって変えられる瞬間があるのです。
「深い眠りの霊」
(イザヤ29:19)
が解かれ、心にかけられたベールが取り去られ、神様は私たちを本来いるべき場所へと導いてくださいます。
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先日、29年間教会から離れていた方がお証しをして下さいました。
彼女は高校生の時に洗礼を受けましたが、その後すぐ神様から離れ、教会とは縁のない世界を普通に生きていました。
変化のきっかけは東日本大震災です。
何かやらなければ、と思った彼女は、チャリティーコンサートを行い、大きな成果をあげました。
その音楽関連の流れで、ゴスペルの関係者に触れ、そのお付き合いで教会でのゴスペルコンサートに出席することとなりました。
歌っている間に、なんとも言えない心地よさに包まれ、自分でも何故泣いているのかわからないのに涙が止まりませんでした。
彼女に聞くと、
「29年間離れていたのに、まるで今までずっとここにいたようにピタッとはまっています」
と言っておられました。
神はその時を用意しておられるのです。
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人には変えられる時というものがあるのです。
神の働きを信じ、今日も誰かのために祈り、その日が来るのを待ち望んで参りましょう。
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