今日のみ言葉【No.4030】(2026年10月20日)「ピラトによる2度目の裁判(1)」

「おまえたちは、この人を民衆を惑わすものとしてわたしのところに連れてきたので、おまえたちの面前でしらべたが、訴え出ているような罪は、この人に少しもみとめられなかった。
(ルカ23:14)

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AIなら客観的かつ公正な判断ができるだろうと考え、AIに裁判を任せたらどうかという意見があります。

しかし、現段階では難しいとされています。

まず、AIは、過去の裁判データや社会の文章などから学習するため、「過去の判決に含まれていた偏見や差別的な傾向」まで学習してしまう危険性があります。

また、人間の裁判官は、事件ごとの人間の心情や、背景にある複雑な事情を総合的に考慮して判断しますが、こうした事情を数値化し、適切に判断へ反映させることは容易ではありません。

AIが、人間の裁判官のように、さまざまな事情を汲み取って公正に判断することは、まだ難しいのです。

総督ピラトは、この点で優れた判断を示し、イエス様に死に当たる罪がないことを見抜いていました。

しかし、その判断を最後まで貫くことはできませんでした。

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ここまでの流れを整理してみましょう。

イエス様は、捕らえられた後、一連の審問・裁判を受けられました。

1.アンナスによる予備審問
2.カヤパ邸での私的な裁判
3.夜明け後の公式裁判
4.ピラトの官邸での第1回目の裁判
5.ヘロデによる審理
6.ピラトの官邸での最終裁判

です。

ピラトは、ユダヤの律法ではなく、ローマ法に基づいて裁きます。

この時代のローマの裁判では、ユダヤの律法における冒涜罪は問われず、皇帝への反逆など、ローマの支配や秩序を脅かす行為が罪とされました。

ですから、ピラトは、

「訴えられたイエスなる男がローマ帝国に反逆する者であるかどうか」

にポイントを絞って尋ねたのです。

イエス様は、

「わたしの国はこの世のものではない」
(ヨハネ 18:36)

と答えておられるので、ピラトは、反逆罪には当たらないとして無罪を宣言します。

ピラトはガリラヤの領主ヘロデにイエス様を送りましたが、ヘロデはイエス様に何の罪も見出さなかったので、ピラトに送り返しました。

そして、ピラトがあらためて確認しているのが、今日の聖書箇所です。

「おまえたちは、この人を民衆を惑わすものとしてわたしのところに連れてきたので、おまえたちの面前でしらべたが、訴え出ているような罪は、この人に少しもみとめられなかった」
(ルカ23:14)

ピラトはさらに、

「彼には死に当る罪は全くみとめられなかった」
(ルカ23:22)

と述べ、イエス様には死に値する罪がないことを繰り返し認めています。

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イエス様に罪が無いことは、ユダヤの宗教指導者ではないローマ総督ピラトも認めていました。

罪のない方が私の罪を負ってくださったことを信じ、罪の赦しの恵みを味わってまいりましょう。

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