今日のみ言葉【No.4013】(2026年 9月29日)「宗教裁判(2)」

夜が明けたとき、人民の長老、祭司長たち、律法学者たちが集まり、イエスを議会に引き出して言った、「あなたがキリストなら、そう言ってもらいたい」。イエスは言われた、「わたしが言っても、あなたがたは信じないだろう。また、わたしがたずねても、答えないだろう。
(ルカ22:66-68)

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ここしばらく、ルカによる福音書では、受難の重苦しい記述が続きます。

悪意と力によって真理が歪められ、正義が通らない時です。

人間の罪に対して、神の子イエス様はどのように対処されたのか、見ていきましょう。

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ユダヤ教の口伝律法をまとめた『ミシュナ』に記されている規定では、死刑を審理する裁判は日中に行わなければならず、判決も日中に下さなければなりませんでした。

ですから、ゲツセマネの園での逮捕後、すぐに開かれたアンナス邸とカヤパ邸での裁判は非公式なものとなります。

ユダヤの宗教的指導者たちは、何としてもイエス様を死刑とし、判決を確定しようとします。

そこで、夜間の審問に続いて、夜明けになるとサンヘドリンの議員たちが集まり、正式な裁判を行ったのです。

ただし、これは、「イエスは有罪」という結論が決まっている形式的裁判でした。

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長老、祭司長たち、律法学者たちは、議会で開かれた裁判で、イエス様に向かってこう言いました。

「あなたがキリストなら、そう言ってもらいたい」
(ルカ22:67)

これは信仰によって尋ねた質問ではありません。

イエス様に「自分はキリストである」と認めさせ、その言葉を根拠にして、神を冒涜した罪で有罪にするための質問だったのです。

これに対して、イエス様はこう答えられました。

「わたしが言っても、あなたがたは信じないだろう」
(ルカ22:67)

たとえイエス様がご自分をキリストだと宣言したとしても、この裁判に出席している議員たちは信じないだろうということです。

「また、わたしがたずねても、答えないだろう」
(ルカ22:68)

私が聖書で約束されていた救い主メシアだとあなたは信じるか、と彼らに問うても、誰も答えないだろうという意味なのとです。

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人間の悪意と策略のただ中でも、すっくと立ち、力むでもなく、意気消沈するでもなく、神の御心に従っておられるイエス・キリスト。

この御方から学ぶことは何かと自分に問いつつ、今日一日を歩んでまいりましょう。

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