今日のみ言葉【No.3915】(2026年 5月26日)「ユダの裏切り(2)」
祭司長たちや律法学者たちは、どうかしてイエスを殺そうと計っていた。民衆を恐れていたからである。
(ルカ22:2)
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日本の警察庁は、殺人事件の動機を統計データとして公表しています。
それによると、強盗や保険金目当てのような「金に目がくらんで」という動機は少なく、実際には「憤まん・激情」「報復・怨恨」が全体の約半数を占めています。
つまり、「カッとなってやった」というその場の感情の爆発が、事件の引き金になるケースが多いのです。
祭司長たちや律法学者たちの場合も、「激怒」がその動機の根本にありました。
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彼らはなぜ、そこまでの怒りを覚えたのでしょう。
それは、
「ナザレのイエスは神を冒涜(ぼうとく)している」
と考えたからです。
モーセの律法において、その行為は死刑に値する重罪でした。
「主の名を汚す者は必ず殺されるであろう。全会衆は必ず彼を石で撃たなければならない。他国の者でも、この国に生れた者でも、主の名を汚すときは殺されなければならない」
(レビ記24:16)
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祭司長たちや律法学者たちの目には、ナザレのイエスが、
「神聖な律法を破り、神の権威を汚す危険な存在」
と映っていました。
具体的には、安息日にイエス様が病人を癒やしたことが挙げられます。
指導者たちから見れば、これは明確な律法違反でした。
次に、人間でありながら罪の赦しの宣言をしたことです。
彼らは、イエス様を単なる人間としか認めていなかったので、
「神以外に誰が罪を赦せるのか。これは神に対する冒涜だ」
と受け止めました。
さらに、イエス様が御自身を「神の子(メシア)」とする主張が決定的となります。
自分を神と等しい存在とすることは、彼らにとって容認できない最悪の異端思想だったのです。
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さて、彼らが民衆を恐れていたのには理由があります。
民衆の多くは、イエス様を預言者かメシアと考えていました。
そのため、このままこの勢いが増していけば、ついにはローマ帝国への反逆につながるかもしれません。
万が一そうなれば、ローマ軍の圧倒的な武力によって、神殿も国も破壊されてしまうでしょう。
ヨハネによる福音書11章48節には、彼らの恐れがこう記されています。
「もしこのままにしておけば、みんなが彼を信じるようになるだろう。そのうえ、ローマ人がやってきて、わたしたちの土地も人民も奪ってしまうであろう」
(ヨハネ11:48)
宗教的指導者たちは、身動きできないジレンマに襲われていたのです。
「イエスを生かしておけば自分たちの権威が脅かされる。しかし、下手に手を出せば民衆の暴動を引き起こしてしまう…」
そんな膠着状態の中、彼らにとって非常に都合の良い人物が現れました。
イスカリオテのユダです。
彼がイエス様を裏切ることにより、民衆の見えないところでイエス様を捕らえ、処刑する段取りが整います。
ここから、事態は一気に進むことになります。
以下、次回に続きます。
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世の中は人間の都合で進むように見えても、実は神はそれらを用いて、人類救済の計画を進めておられます。
今日一日も神の御計画の中にあることを信じ、確かな信仰生活を送ってまいりましょう。
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