今日のみ言葉【No.3767】(2025年11月 4日)「ミナのたとえ話(4)」

ところが、本国の住民は彼を憎んでいたので、あとから使者をおくって、『この人が王になるのをわれわれは望んでいない』と言わせた。
(ルカ19:14)

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推理小説やミステリー小説の中には、何の変哲もない日常の描写の中に、謎を解く手がかりが埋め込まれているものです。

たとえば、探偵が訪問した家のリビングの描写が長々と続く中に、

「部屋の隅にある古びた時計が、1分ほど遅れていることに気づいた」

などという一文があり、後に犯人のトリックを解く重要な手がかりになるような場面です。

今日の聖句にも、同じように見過ごされやすい深い意味が隠されています。

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この御言葉メールをお読みになっている方は、今日の聖句を読んで、

「ああ、あのアケラオのことか。ユダヤからアケラオに反対する使節団がローマに派遣され、彼の残虐な統治を訴え、彼を王としないよう皇帝に強く請願したというあのことだな」

と察知して、ここは無意識に

「わかっているから次へ…」

と読み飛ばしやすいところです。

しかし、

「本国の住民は彼を憎んでいた」
(ルカ19:14)

という一文には、実は深い意味が隠されています。

これは、当時だけでなく、その後2000年間のユダヤ人のことを表しているからです。

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政治家である主人が与えた1ミナに対して、忠実な者と不忠実な者の2種類に分かれます。

それとは別に、この主人そのものを憎む者が登場します。

忠実な者、不忠実な者、そして憎む者の3種類です。

憎む者への裁きは、この話の最後まで延ばされていますが、遠い将来、確実に刑罰を刈り取ります。

それが、今に至るまで

「ナザレのイエスは救い主(メシア、キリスト)ではない」

と拒み続けるユダヤ民族のことです。

ちなみに、現在のイスラエルでは、一般書店や公的な教育機関で「新約聖書」は流通されていません。

従って、ほとんどのユダヤ人は新約聖書に触れていません。

「あれはキリスト教の教典だ」という認識止まりです。

聖書と言えば、私たちが言う「旧約聖書」しかありません。

彼らにとってはこれが「聖書」であり、聖書はこれ以外なく、新約聖書もイエス・キリストも受け入れていません。

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聖書預言は正確です。

キリストの再臨を待つ時代の今に生きる私たちは、どのように生きるか、それを選ぶ今日としてまいりましょう。

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