今日のみ言葉【No.3755】(2025年10月20日)「生活の処方箋(267)『「さようなら」の意味』」

喜ぶ者と共に喜び、泣く者と共に泣きなさい。
(ローマ12:15)

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読者から、

「『さようなら』はどのような意味ですか」

と、その語源を尋ねられました。

この質問を受けて学ぶまでは、「さようなら」に何か寂しい哀愁を想像していました。

しかし、自分の思いを改める良き機会となりました。

出会いのはじめの「こんにちは」は、ご承知のように、今日様(こんにちさま=太陽)で知られるように、

「太陽の下で、今日も輝いていらっしゃいますか」

という呼びかけです。

それに対し、

「はい、おかげさまで元気です」

と答えます。

そして、

「さようならば、良いことですね」

というのが、「さようなら」の語源なのです。

すなわち、「そうであるならば」と、生き生きと生きておられる姿に対する共鳴音として、「さようなら」があるのです。

このことを覚えて、「さようなら」を使うと、また、ぬくもりいっぱいになりますね。

(※田中信生の『生活の処方箋』より)

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「生き生きと生きている姿」が一番わかる時は、相手が喜びにあふれている時です。

聖書は、そのようなときどうすべきかを教えています。

「喜ぶ者と共に喜び、泣く者と共に泣きなさい」
(ローマ12:15)

喜びや悲しみを共有するのです。

それは、人と距離を置くのではなく、相手の感情に深く共鳴することです。

喜びや悲しみを分かち合い、人と距離を置かず、相手の感情に心を寄せること。

それが、聖書の勧める生き方です。

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お互いの気持ちを感じ取り、それに添うように心がけるなら、人生は「事実」だけの世界から、「感情」という彩り豊かな世界へと広がっていきます。

そのことを覚え、神が与える豊かな世界の扉を開く今日としてまいりましょう。

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