今日のみ言葉【No.739】(2014年 1月17日)
ただ、あなたを仰ぎ望むのみです
(歴代志下20:12)
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オリンピックの花形は何と言っても100メートル走でしょう。
0.01秒を争うレースは、
「位置について、用意、ドン!」
のピストル音でスタートします。
ところで、ピストルに一番近い1レーン目の選手と一番遠い8レーン目の選手では、音速を340m/秒とすると0.025秒の差が生じて不公平になります。
実は各選手のスターティングブロックにスピーカーが1個ずつ内蔵されています。
更に、トラックの周りに設置した複数のスピーカーからピストル音が同時に発生するようになっているのだそうです。
こうやって選手間に不平等がないように工夫がなされているのです。
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今日の聖句は、大軍を前にしたヨシャパテの祈りの最後の締めくくりの言葉です。
「ただ、あなたを仰ぎ望むのみ」
これこそ最高の祈りの言葉なのではないでしょうか。
自分は全くの無力。
だからこそ神の全能の力が100%発揮される。
続く聖書の記述では、
「これはあなたがたの戦いではなく、主の戦いだからである。」
と、イスラエルが敵と戦うのではなく、神が戦われることが語られます。
そして、大軍となった国々の連合軍が同士討ちをし、イスラエルが手を下さずとも、彼らは自滅してしまう結果となりました。
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この聖書箇所から私たちが学ぶ生き方の第1のポイントは、「明け渡し」です。
「ただ、あなたを仰ぎ望むのみ」
という神への明け渡し。
それは一切を神にゆだねるということです。
今後の成り行きも、ゆだねてお任せして生じる結果も、全て神の業と信じて腹をくくることです。
なかなかその覚悟はできないので、人は最後の最後までジタバタするものです。
ですから神は、
「もうどうしようもない…」
という場面まで追い詰められるのかも知れません。
しかし、お医者さんに完全にお任せしますという同意書にサインしない限り、外科医は手術を始めないように、神様も明け渡さない限り動きません。
まず明け渡すことが神の業を見る最初の一歩です。
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次に「さんび」です。
「彼はまた民と相談して人々を任命し、聖なる飾りを着けて軍勢の前に進ませ、主に向かって歌をうたい、かつさんびさせ、『主に感謝せよ、そのいつくしみはとこしえに絶えることがない』と言わせた。」
(歴代志下20:21)
まだ何も始まっていないその前に、勝利を先取りし、
「主に感謝せよ、そのいつくしみはとこしえに絶えることがない」
と賛美を捧げるのです。
これは神の約束が確かであることを表現する信仰の行為です。
先ほどの手術の例で言えば、手術室に入る前に
「退院記念のパーティーをやろう!」
と歌い叫ぶことです。
勝利を確信できてもできなくても、まだ半信半疑でも、お任せした後は賛美しましょう。
お任せすることがスタートラインに着くこと。
賛美が「用意、ドン!」のピストル音です。
賛美が神の業を始めるための号砲だからです。
「そして彼らが歌をうたい、さんびし始めた時、主は伏兵を設け、かのユダに攻めてきたアンモン、モアブ、セイル山の人々に向かわせられたので、彼らは打ち敗られた。」
(歴代志下20:22)
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明け渡しと賛美の人生を今日も送って参りましょう。
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