今日のみ言葉【No.3756】(2025年10月21日)「ザアカイの回心(5)」
イエスは彼に言われた、「きょう、救がこの家にきた。この人もアブラハムの子なのだから。人の子がきたのは、失われたものを尋ね出して救うためである」。
(ルカ19:9)
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「ごめんなさい」と言ったらゆるしてもらえるが、言わなかったら、まだ反省していないと見なされてゆるしてもらえない。
これが日常生活の常識です。
では、イエス・キリストの前でも、「ごめんなさい」と言わないうちは赦してもらえないのでしょうか?
前回の続きで、
(5)8節。財産を施し、不正の金を返金すると言った時。
(6)9節。イエス様が救いの宣言をした時。
の意味を解説します。
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「ごめんなさい」と言って罪を告白すること。
「これから良い人間になります。その証しとして、酒も煙草もやめます」と決意を表明すること。
このようなことは、救いに関して要求されていません。
これらは、
「救われた後の感謝の応答」
だからです。
従って、(5)(6)は、救われてから後の反応です。
純粋に「救われた」と言える瞬間は、ザアカイがイエス様の言葉を受け入れた時です。
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では、ザアカイの罪はいつ赦されていたのでしょうか?
実はとっくの昔に赦されていました。
イエス様が、
「ザアカイよ、急いで下りてきなさい。きょう、あなたの家に泊まることにしているから」
(ルカ19:5)
と言っておられるということは、もうすでに赦しを持ってザアカイを受け入れていたということだからです。
ですから、私たちがイエス様を受け入れることが先ではなく、むしろ後なのです。
イエス・キリストは、ザアカイが不正を改める前から、そのままの姿で受け入れておられました。
いちじく桑の木から降りなくても、そのままの姿でイエス・キリストは、ザアカイを、そして私たちをも受け入れていて下さっているのです。
ザアカイはそのことがわかり、赦しを受け取った。
それが救いの瞬間です。
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救いを受け取るために、特別な行いは必要ありません。
「心を入れ替えてこれからはまじめに生きます」と言うことすら必要ありません。
キリストが差し出される赦しを、感謝して受けとめていくことが救いの条件です。
ザアカイの場合、イエス様が十字架につく前ですから、現代の私たちとは状況が違います。
現代の私たちにとっての救いの条件は、イエス・キリストの十字架によって罪が赦され、復活によってその赦しが確かなものとなったと信じることです。
その上で、「こうしたい」という感謝からの行動を、救われた者の応答として表していけばよいのです。
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キリストの赦しに確信を持ち、感謝と信仰をもって歩んでまいりましょう。
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