今日のみ言葉【No.3742】(2025年10月 3日)「見えない者が見えるようになる(5)」

そこでイエスは言われた、「見えるようになれ。あなたの信仰があなたを救った」。すると彼は、たちまち見えるようになった。そして神をあがめながらイエスに従って行った。これを見て、人々はみな神をさんびした。
(ルカ18:42-43)

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ルカ18章では、金持ちの役人は悲しみながら去って行き、弟子たちはイエス様と共にいながらも、その言葉を理解できませんでした。

本当にイエス様について行ったのは、この盲人ただ一人だと言えるでしょう。

ここから霊的な教訓を深く学んでいきたいと思います。

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この盲人は、イエス様に向かって叫び続け、

「絶対に見えるようになる!信じて信じて信じまくる!」

と頑張ったから見えるようになったのではありません。

イエス様は、

「見えるようになれ。あなたの信仰があなたを救った」
(ルカ18:42)

と言われたのを覚えていて下さい。

「あなたの信仰があなたを救った」のですから、彼は信仰によって霊的に救われました。

その救いのしるしとして目が開かれたことはすでに述べたとおりです。

この時はイエス様はまだ十字架についておられませんから、救いのための信仰は、

「このイエスという御方こそ救い主メシアである」

というものでした。

私たちは今、十字架・復活・昇天後の時代に生きています。

従って、救いのために必要な信仰は、

「イエス・キリストが私の罪の贖いのために十字架につき、死んで葬られ、三日目に復活して救いを完成された」

という信仰です。

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この盲人の名は「バルテマイ」(マルコ10:46)とわかっています。

実名が記されているということは、彼が初代教会でよく知られた人物であったという証拠です。

彼は目が見えるようになった後、

「そして神をあがめながらイエスに従って行った」
(ルカ18:43)

とあります。

彼にとってそれはなんと幸せなことだったでしょう。

ところが、この数日後、バルテマイはイエス様が十字架につかれるのを「見る」のです。

それは目にしたくない現実だったことでしょう。

しかし後に、彼は復活のイエス様と出会い、その姿を見たに違いありません。

救われた彼は、霊的現実も、この世の現実も見る者とされたのです。

バルテマイの目が開かれたという奇跡は、霊的視力がまだ不十分な弟子たちも、やがて目が開けられる日があることを指し示しています。

実際にそれはイエス様の復活後、聖霊降臨の日に実現します。

そしてゆくゆくは、反逆のイスラエルも霊的な目が開かれ、イエス・キリストを救い主として国家的に受け入れ、民族的救いが達成される日が来るのです。

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今は見えなくても、やがて見える日が来ると信じ、信仰の一歩を進めて参りましょう。

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